フジテレビのミニ番組『くいしん坊!万才』制作チームが、「第41回ATP賞テレビグランプリ」の特別賞を受賞し、24日に都内ホテルで行われた受賞式に“11代目くいしん坊”の松岡修造が登壇した。

  • 松岡修造

    松岡修造

「放送回数6595回(2025年4月時点)、現在のグルメ番組の礎となった50年の功績」が評価されての受賞となったが、一連のフジテレビ問題を受けてスポンサーのキッコーマンがCM出稿を控え、1月19日の放送を最後に半年以上にわたり休止が続いている。

松岡は「僕はプロフェッショナルテニスプレイヤーとして13年、プロフェッショナルイーターとして25年、ラケットを箸に代えて挑んできました」と切り出し、「僕にとってこの『くいしん坊!万才』というのは、たくさんの学びというものがありました。いい旅、いい味、いい出会い。全国を2周して感じたことは、日本の食には、人のぬくもりというものがあるんです。僕は人間味というものを頂いてきた。だから、どこの何が美味しいというよりも、その裏にある人というものが好きでした。僕は人が大好きになった。そして心の底から言います。この番組、大好きです!!」と、愛を宣言。

最後に、「『くいしん坊』をつないでくださった諸先輩の皆さん、参加してくださった全国の皆さん、そして誰よりもこの番組を愛し続けてるスタッフの皆さんと思いを共有して、叫びたいと思います。おめでとう、くいしん坊、万才!!」と会場に熱い声を響かせた。

特別賞はほかにも、関口宏とNHK「放送100年プロジェクト」が選ばれた。