大研バイオメディカルは7月23日、「夏バテに関する調査」の結果を発表した。調査は6月27日〜30日、全国の15歳以上の男女3,000名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、「夏バテを経験したことがある」という人は58.2%(1,746名)。具体的な症状は「疲労感・倦怠感」が最多の596件。次いで「食欲不振」(573件)、「胃腸の不調」(262件)、「睡眠の質が落ちる」と続き、夏バテは単なる“だるさ”ではなく、食事・睡眠・内臓機能など生活の基本に広く影響を及ぼす状態であることが明らかに。
次に、夏バテ対策として実際に行っていることを尋ねたところ、最も多かったのは「水分や塩分を意識してとる」で654件。続いて「冷房を適切に使う」(609件)、「しっかり睡眠をとる」(445件)、「栄養バランスのとれた食事」(348件)といった生活習慣の見直しによるセルフケアが上位に。一方で、「特に何もしていない」と回答した人も約1割(98件)にのぼり、夏バテを感じていても有効な対策を取れていない層が一定数いることも明らかに。
さらに、「サプリメントや健康食品で栄養を補給している」と回答した人は114件とまだ一部にとどまっているものの、暑さによる食欲低下で不足しがちな栄養素を“補助的に摂る”という選択肢も少しずつ広がりつつあることがうかがえた。