リクスタは7月16日、「2025年上半期お城トレンドアクセス ランキング東西ベスト20」を発表した。同ランキングは、「お城がいいね(リクスタ)」Webおよびアプリのデータベースから「ユーザーオススメ度」が3.5以上のお城を抽出、検索数の多い順に集計した。集計期間は2025年1月1日~2025年6月30日。総検索数は99万4,665件。
「2025年上半期お城トレンドアクセスランキング」東日本の1位は、昨年から引き続き長野県の「松本城」(ユーザーオススメ度4.8)が輝いた。現存天守の一つである漆黒のお城として知られ、高い評価を得て いる。続く2位は、徳川家康の生誕地として知られる愛知県の「岡崎城」(同3.8)が昨年7位からジャンプアップ。
3位には、神奈川県の「小田原城」(同4.2)が登場。北条氏の本拠地として有名なお城で、その歴史的背景に多くの関心が寄せられている。
以下、4位「江戸城(東京都)」、5位「躑躅ヶ崎館(山梨県)」、6位「上田城(長野県)」、7位「弘前城(青森県)」と続き、8位には、岐阜県の「岐阜城」がランクイン。金華山山頂に位置し“難攻不落の城”として有名なお城で、「美濃を制すものは天下を 制す」と言われた。天守閣から見渡す360度の景色が人気で、開館時間を夜間まで延長する「岐阜城パノラマ夜 景」が現在開催されている(8月31日まで毎日)。
また、9位は宮城県の「仙台城」。伊達政宗 が築城し、天然の要害にあり堅固な城として知られている。現在は石垣が残り、本丸跡から仙台市街を一望できる。
西日本では、沖縄県の「首里城」(同4.3)が1位を獲得。2019年の火災により現在復元工 事中だが、「見せる復興」をテーマに様々な工夫がされており貴重な体験をすることができる。続く2位は、昨年1位だった兵 庫県の世界遺産「姫路城」(同4.7)がランクイン。
3 位には、豊臣秀吉が築城したことで知られる日 本三大名城の一つ「大坂城(大阪府)」(同4.0)が登場。4位は京都府の「二条城」(同4.2)。国宝「二の丸御 殿」や特別名勝である「二の丸庭園」等、その歴史的価値と美しい庭園が評価されており、7月25日〜8月24日に は、夜間アートイベント「NAKED meets 二条城 2025 夕涼み」が開催される。
5位は滋賀県にある「彦根城」、6位には、老朽化の影響で2026年3月に閉城することが決定している広島 県の「広島城」がランクイン。閉城前のカウントダウン企画として、様々なイベントが行われている。
以下、7位「福山城(広島県)」、8位「岸和田城(大阪府)」、9位「高知城(高知県)」、10位「岡山城(岡山県)」と続き、今回のランキングでは、現存十二天守のうち9件がランクインした。