俳優の吉沢亮が主演を務める映画『ババンババンバンバンパイア』(公開中)の戦闘シーンを含む新たな本編動画とメイキング写真が公開になった。

『ババンババンバンバンパイア』は、『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の奥嶋ひろまさ氏による同名マンガを、吉沢亮主演で実写映画化した作品。正体は450歳のバンパイアという銭湯で働く森蘭丸(吉沢亮)を主人公に、究極の味わいである「18歳童貞の血」を求める蘭丸の、銭湯のひとり息子であるピュアボーイ・立野李仁(板垣李光人)の純潔を守ろうと奮闘する姿を描く。

この度公開となった本編映像は、森蘭丸(吉沢亮)と蘭丸の兄・森長可(眞栄田郷敦)の緊迫感あふれる対峙シーン。長可と久しぶりに再会した蘭丸は「変わりませんね、長可兄さんは」と、かつて戦国時代に冷酷非道で「鬼武蔵」と呼ばれた長可が、現代でもその異名が変わらないと嫌味を言い放つ。また「ここは兄さんが来る場所ではない」と突き放すも長可は動じず、戦国時代から続く2人の因縁の理由でもある、忠誠を誓い仕え続けていた信長をなぜ死なせたのかと蘭丸を問い詰める。信長をバンパイアにし、ともに生き延びたかった長可と、本能寺の変で生涯を終えることが天命だったとする蘭丸、信長を想う気持ちは同じだが、方向性の違いで深い溝が生まれてしまった兄弟の関係。長可は怒りの感情のままに蘭丸を体育館の壁に叩きつけるのであるが、長きにわたる2人の闘いの結末は……。

吉沢亮と眞栄田郷敦の和やかな表情を捉えたメイキング写真も公開

  • 映画『ババンババンバンバンパイア』クランクアップ時のメイキング写真

あわせて公開となったメイキング写真は、本作のクランクアップ時に撮影したもの。劇中の蘭丸と長可の雰囲気とはうって変わり、撮影を終えた吉沢と眞栄田は穏やかな表情を見せている。ひときわ目立つ首にかけている金メダルは、実は一足先に撮影を終了した満島真之介からプレゼントされたものとのこと。同じ日にクランクアップを迎えた板垣李光人が駆け寄り、吉沢の首にメダルをかけると、吉沢はとびっきりの笑顔を見せ、まさに蘭丸と李仁の関係性のような微笑ましい時間となった模様。眞栄田には満島がメダルを渡し、互いに猛暑の撮影を乗り越えたことを労う姿が捉えられている。

(C)2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 (C)奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022

【編集部MEMO】

映画『ババンババンバンバンパイア』ストーリー

銭湯で働く森蘭丸(吉沢亮)、その正体は450歳のバンパイアだ。至高の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子である15歳の李仁(板垣李光人)の成長と純潔をそばで見守っていた。ある日、李仁がクラスメイトの葵(原菜乃華)に一目惚れ。恋が成就すれば、それすなわち童貞喪失の危機となり、蘭丸による決死の童貞喪失阻止作戦が幕を開ける。葵の家を訪ねる蘭丸だが、バンパイアオタクの葵から恋心を抱かれてしまう始末。さらに蘭丸の命を狙うバンパイアハンター・坂本(満島真之介)、葵の兄である脳筋番長・フランケン(関口メンディー)が次々と登場。因縁の相手である兄・長可(眞栄田郷敦)の影も忍び寄るのだった――。