「手軽で美味しい」と「体にいい」は両立しない。そんな定説を「完全メシ」シリーズでひっくり返した日清食品。その中でも特に冷凍食品のウマさは別格なワケだが、このたび、「冷凍 完全メシ DELI」シリーズの最新作として「海の幸のペスカトーレ」を発売した。
完熟トマトに魚介の旨み、白ワインとガーリックの香りが絡み合うこの新作パスタ、さっそく食べてみたところガチでクリーンヒット! ノックダウン寸前になったので、その顛末についてお届けしたい。
■「冷凍 完全メシ DELI 海の幸のペスカトーレ」を実食!
日清食品「完全メシ」は、1食で33種類の栄養素をバランスよく摂取できることをウリにしたシリーズ。現代人の食生活にありがちな「偏り」や「不足」に着目し、2022年にデビューを果たした。以降、即席麺、カップライス、冷凍、スープといったさまざまなかたちで展開され、シリーズ累計出荷数は4,600万食を突破するヒットぶりを見せている。
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「海の幸のペスカトーレ」の栄養素はこんな感じ
ちなみに「冷凍 完全メシ DELI」とは、完全メシの中の冷凍弁当シリーズで、主にオンラインで販売されており、定期コースなども用意されている。
種類もめちゃくちゃ豊富で、中には「四川風麻婆丼」や「やわらかロースかつ丼」、「デミソースのふんわりオムライス」など、「そもそもそれ、栄養うんぬん以前に冷凍食品化すること自体が大変じゃない?」と労いたくなるようなラインナップがずらりと並んでいる。ぜひ一回、ググってみてほしい。多分、本当に驚くから。
で、今回はその「冷凍 完全メシ DELI」から新たに「海の幸のペスカトーレ」が登場。えび、いか、あさりの3種の魚介を使用した本格パスタとのことだが、その実力やいかに。
改めて申し添えておくと、ペスカトーレとは魚介類をトマトソースで調理したスパゲッティのこと。イタリア語で「漁師風」という意味だそうで、漁師が獲れた魚介類をまとめてトマトソースで煮込んだのが始まりとされている。日本の“漁師飯"といえば、漁師が新鮮な刺身を“漬け"にして、ご飯の上に載せて豪快にかっ食らうイメージがあるが、あれのイタリア版みたいなものだろう。要するに、絶対ハズレがないやつだ。
ということで、そろそろペスカトーりましょうかね。中身はこんな感じ。これを600Wのレンジで4分30秒ほど温めたら……
はい、完成! おいおいおい、めちゃくちゃウマそうだな! 魚介の香りが鼻腔を突きまくってくるんですけど!?
実際に食べてみると……
うおおおぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!! ウソだろ、いやいやいやいや、ウマすぎるんだが!?!?!? 魚介の旨みが凝縮されているのはもちろん、トマトソースもめちゃくちゃ濃厚! ヤバいぞ、マジでめちゃくちゃウマいぞ!?
もうね、いい意味で「ベチャベチャ」。破壊力抜群のナポリタンのように、きっと口の周りが真っ赤になっているのだろうと思うくらい、魚介のトマトソースがしっかりとパスタに絡みついている。マジで濃い。ペスカトーレというと、ちょっとオシャレな語感だけど、これは誉め言葉として「ジャンク」的なウマさもあると言いたい! 仮に栄養バランスをフルシカトしたとしても、こうもウマく作れないと思うのだが……。
もう少し細かく語らせてもらうと、えび、いか、あさりといった具材もふんだんに入っていて、それぞれが磯の香りを伴って存在感を放つほか、ニンニク&白ワインの本格的でコク深い味わいもキリッと表現されている。あとはバジルかな? ハーブの爽やかな香りがアクセントになっていて、パスタにさらなる奥行きを与えている。
正直、余計な味変なんてノーサンキューなクオリティなんだけど、辛いパスタが好きな人はタバスコをかけてもいいかも。
余談だけど、漫画『ワンピース』の料理人のサンジって、実は好物が「辛口海鮮パスタ」なんだよね。多分、まさにこういうペスカトーレに辛味を効かせたパスタのことをいってるんだと思う。あの麦わらの一味の胃袋を支える一流コックが愛する料理なんだから、そもそものポテンシャルとしてイケてるに決まってるのよ。サンジにもこれ、食べさせたい……。絶対に喜ぶぞ。
でもなぁ、この「冷凍 完全メシ DELI 海の幸のペスカトーレ」に関しては、タバスコなしでいいかな〜。そのまま味わって、トマトと海鮮の旨みをダイレクトに感じてほしいな〜。
改めて、これで栄養バランスもいいなんてマジで奇跡。スゴいよ、本当に。忙しい日のランチにもいいし、休日の夕飯に白ワインと一緒に楽しむなんていうのも大いにアリ。まずは一度、ご賞味あれ。
