「皆さんが書き終わったら……」

俳優の大森南朋が“大人な気遣い”を見せた。きょう9日に都内で行われたテレビ朝日系ドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(7月9日スタート 毎週水曜21:00~)の囲み取材会に登壇した。

  • 大森南朋

    大森南朋

同作は、警視庁に実在する「捜査支援分析センター(SSBC)」を舞台に、殺人・強盗・放火などの凶悪犯罪に対してデータ分析をもとに捜査を支援する専門チームの姿を描いた刑事ドラマ。テレビ朝日水曜21時枠においては、10年ぶりの完全新作となる。脚本は『HERO』や『龍馬伝』などを手がけてきた福田靖氏が担当する。

今回、相葉雅紀・松下奈緒とともにトリプル主演を務める大森は、3人のなかで最年長。囲み取材の場でも、“大人な気遣い”が際立っていた。

役作りについての質問が飛ぶなか、相葉が答えた後、大森が話し始める場面では「皆さんが書き終わったら……」と一呼吸置き、記者の手元を気遣うようにして発言を始める。

そんな大森の所作に、相葉は「優しい~! ダンディ! 紳士!」と反応。松下も「こういうところが大人ですよね」と頷きながら、その落ち着いた人柄にふれた。

また、リラックスした雰囲気のなか、大森が質問の内容を一瞬忘れてしまう場面も。隣の相葉に「なんでしたっけ……?」と控えめに尋ねると、相葉も「ごめんなさい、僕も忘れちゃって(笑)」と返す。2人で顔を見合わせながら笑い合い、再度質問が読み上げられると、そろって前のめりに耳を傾けていた。

年齢やキャリアを重ねた俳優としての貫禄と、周囲に自然に気を配る柔らかさ。その両方を兼ね備えた大森の姿が、取材の場にもにじんでいた。

『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』は、きょう9日よりテレビ朝日系にて放送開始。静かな存在感を放つ大森が、どのような刑事像を演じるのかにも注目が集まる。

  • 記者の質問に身を乗り出して聞き入る大森南朋(左)と相葉雅紀