JR四国と東武鉄道は8日、観光列車「伊予灘ものがたり」(JR四国)の運行開始11周年と、特急「スペーシアX」(東武鉄道)の運行開始2周年を記念し、両列車による初のコラボレーション企画を実施すると発表した。
JR四国の「伊予灘ものがたり」は、レトロモダンな車内と地元食材を使った料理を楽しめる列車として、予讃線の松山~伊予大洲・八幡浜間で運行。東武鉄道の「スペーシアX」は、「Connect&Updatable」をコンセプトに、浅草~東武日光・鬼怒川温泉間を結ぶ特急列車として運行され、カフェカウンターや多様なシートで上質な旅を提供している。両列車ともに個室車両を備え、沿線事業者が手がけた地域の「食」を提供している点で共通していることから、今回のコラボ企画が決まった。
コラボ内容はおもに3点。「スペーシアX」1号車のカフェカウンターで、松山市の水口酒造が製造するクラフトビール「道後ビール湯あがりIPA」を8月中旬から期間限定で販売する。「伊予灘ものがたり」の車内でも、「スペーシアX」専用に醸造されたクラフトビール「Cedar X PA」(缶ビール)を9月中旬から期間限定で特別に販売する。
8月23日には、「伊予灘ものがたり」のアテンダントが「スペーシアX 1号」(浅草駅7時50分発、東武日光行)に乗車し、特別なおもてなしを行う。東武日光駅に到着した後、9時45分頃から13時頃までJR四国のPRイベントも開催する予定となっている。