Tri-Arrowは6月26日、一人暮らしの65歳以上の男女に向けて実施した「孤独死」に対する意識調査の結果を発表した。調査は6月10日〜11日、1,007人を対象に行われた。

  • 最近、家族や親しい人との連絡が減っていると感じることはありますか?/連絡が減っていることで不安に感じることはありますか?

まず、最近、家族や親しい人との連絡が減っていると感じることがあるか聞いたところ、29.5%が「よくある」、27.2%が「ややある」と回答した。

「よくある」または「ややある」と答えた約6割の回答者に対し、連絡が減っていることで感じる不安を尋ねると、「倒れていても発見されるまで時間がかかる」が50.4%で最多となった。以下には「死後も数日間誰にも気づかれない可能性がある」が46.9%、「体調の異変が起きても誰にも気づかれない」が39.8%で続いている。

"孤独死"を自分自身のリスクとしてどの程度意識しているか聞いてみると、19.7%が「非常に意識している」、49.8%が「る程度意識している」と答えた。

  • "孤独死"を自分自身のリスクとしてどの程度意識していますか?

孤独死してしまった際に心配することとしては、「発見が遅れて遺体が損傷する」(44.3%)、「悪臭や害虫で周囲に迷惑がかかる」(35.7%)、「保険・年金等の手続きが放置される」(25.4%)が上位となっている。

  • 孤独死してしまった際に、心配することは何ですか?/亡くなった後に見られたくないもの・残したくないものは何ですか?

亡くなった後に見られたくないもの・残したくないものについて聞いてみると、「特にない」が55.5%で最多となり、「スマホ・PCなどの中のデータ」(25.2%)や「散らかった部屋やゴミ」(20.4%)が次いだ。

突然亡くなった際に最初に気付く可能性がある人や、死後に最初に発見されたい人に関する質問では、いずれも「家族」が最も多かった。

  • 突然亡くなった際、その事実に最初に気づく可能性がある人/死後、最初に発見されたい人

孤独死を防ぐために取り組んでいる事・取り組みたい事について尋ねたところ、いずれも半数以上が「特にない」と回答した。取り組んでいる事として「家族や友人と定期的に連絡する」と答えた人は34.7%にとどまっている。

  • 孤独死を防ぐための取り組みについて教えてください

「見守りサービスの利用」については、取り組んでいる人は3.3%、取り組みたい人は18.5%となっている。

見守りサービスを利用する場合に重視するポイントについて聞いてみると、「月額料金が手頃」が61.4%で最多となり、次いで「操作が簡単で直感的に使える」が37.9%、「緊急時の対応が迅速」が35.8%で続いた。

  • 見守りサービスを利用する場合、重視するポイントを全て教えてください