フジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ『被写界深度』(20日配信スタート、毎週金曜20:00最新話配信)の完成披露イベントが19日、東京・台場の同局で行われ、W主演の宇佐卓真と平野宏周が登壇した。

  • 宇佐卓真(左)と平野宏周

    宇佐卓真(左)と平野宏周

客席から「イイッ!!」

明るく人気者だが、どこか虚しさを抱えながら日々を過ごす早川秀一郎(宇佐)と、クールで無愛想だが大好きなカメラに一途に向き合う紺野遼平(平野)という正反対の2人が、少年から大人へと変わる狭間で揺れ動く、切なくも愛おしいモラトリアム・ラブ・ストーリーの同ドラマ。

このイベントでは、監督がこだわったというキスシーンを紹介。撮影スタッフによると「2人がよりきれいに見えるアングルがどこなのかを常に考え、監督ともコミュニケーションを取りながら撮影しました」という。

それを受け、司会の生田竜聖アナが「そのキスシーン、ご覧ください!」とVTRを振ると、客席からは「イイッ!!」という悲鳴を押し殺す声が。しかし、早川が紺野に怒りをぶつけながら顔を近づけたところで映像がストップ。肝心の場面は配信でのお楽しみとなり、2人はそろって「早く観てほしい!」と願った。

  • キス寸前まで上映

「めっちゃつかまれて、めっちゃチューされて」

この撮影を振り返り、宇佐は「結構大変だったよね。そもそも、怒りながらキスすることなんてないじゃないですか。“好きだよ”とか“ありがとう”とか、プラスの感情でキスすることがあったとしても、“てめえ!”って思いながらキスすることって、今まで演じた役で1回もなかったんで、それがまず難しかったです」と苦労を吐露。

また、「監督が、“怒ってるけどキスをしてる”っていう心情を表すために、カメラをここから撮ったらどのぐらい上目遣いになるかとか試していたんです。僕が甘くなりすぎないように、ちゃんと怒ってキスをしてるのを見せるところは、結構大変だった記憶があります」と試行錯誤したそうだ。

平野は今作を通して、「結構(キス)されることが多くて、されるのがたぶんうまくなってると思います(笑)」と自信を深めた様子。また、「結構な勢いで胸ぐらをつかまれたので、本当にびっくりしてました。ケンカしてるシーンは、お互い演技のタイミングがちょっとズレてるなという感覚があって、それが一気に沸騰して怒りにつながったような感じでした。めっちゃつかまれて、めっちゃチューされて、いろんな感情がありました」と明かした。