ティップネスは6月6日、「暑熱順化」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、2025年5月23日に全国の18歳~99歳の男女600人(10代から60代以上の各年代100人ずつ)を対象として、インターネットで実施したもの。
暑さに身体が慣れることをいう「暑熱順化」について聞いたこと・目にしたことがある人は約3割と、それほど高くない結果となった。年代別にみると10代が16%と特に低く、60代以上は4割が「聞いたこと・目にしたことがある」と回答。年齢が高くなるほど認知が高まる傾向があるという。
前項の質問で「聞いたこと・目にしたことがある」と回答した人に対し、「暑熱順化」ということばの意味を知っているかを尋ねると、8割以上が「ことばの意味を知っている」と答えた。しかし10代のみ、半数は「ことば自体は聞いたことがあっても意味は知らない」という結果であった。
「暑熱順化」の意味を知っていると回答した人に対して、夏前に汗をかける身体づくり(=暑熱順化)を意識しているかを尋ねると、約6割が「意識している」と回答した。
これまで暑さによる体調不良の経験を尋ねると、各世代4割が「ある」と回答。同社によると「熱中症への予防策は重要だといえる」としている。