元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が5月30日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【白熱討論】中日不動の4番へ細川成也向上計画!! 石川昂弥は〇〇だから長打を打てない!? 前中日ヘッド片岡が明かす中田翔獲得の衝撃理由とは? 【片岡篤史コラボ(2)】」に出演。中日の中田翔獲得に感じていたことを明かした。

中田翔

中日の中田翔獲得にラミレス氏が感じていたこと

2023年オフ、推定年俸3億円の2年契約で中日入りした中田。しかしケガなどの影響もあり、62試合で打率.219、4本塁打、21打点でシーズンを終了。契約2年目の今季も不調が続き、5月11日の阪神戦を最後に2軍調整が続いている。

そんな中田について、ラミレス氏は「正直、外から見ていると、ビシエドみたいな人を連れてきた印象だった」としつつ、「中田翔選手は巨人では活躍していたけれど、本拠地がバンテリンドームに変わった。とても広いドームだよね。東京ドームからバンテリンドームに変わったら、その特性を活かせないよね」と、中田の長打力が発揮されにくい環境だと指摘。

さらに「マウンドが高いよね。シンカー、スライダー、チェンジアップ、カットボールはすごく効果的だよね」とマウンドの高さにも触れながら、「パワーヒッターで引っ張り専門の打者は外の球打てないよね。こういった選手は活躍できないよね」「左中間、右中間に広角に打てる選手のほうがバンテリンドームでは効果的だね」と持論を述べると、昨年まで中日でコーチを務めていた片岡篤史氏も「そうかもわかんないね」とうなずいていた。

【編集部MEMO】
アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。