北海道東部に位置する釧路町(くしろちょう)は、太平洋に面した雄大な自然と、釧路湿原の豊かな生態系を有するまち。古くからアイヌの人々が暮らしていた地域で、豊かな自然と共生してきました。
太平洋の影響を受け、夏は涼しく冬は比較的温暖で雪が少ないのが特徴の同町は、豊富な海産物が水揚げされ、ふるさと納税の返礼品としても提供されています。
今回紹介するのは、そんな釧路町の牡蠣の名産地「仙鳳趾(せんぽうし)」。釧路町に属する小さな地区ですが、ここで生まれる牡蠣は全国にその名を轟かせています。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が気になった名所とふるさと納税返礼品を紹介していきます。
今回は「仙鳳趾」の詳細と、まちの特産品である牡蠣の返礼品などについて調べてみました!
おいしさの秘密は北の海に! 「仙鳳趾」について
「仙鳳趾」という名前は、アイヌ語で「魚のわきたつところ」を意味すると伝えられています。アイヌ語の「チェッポ・オッ・イ」(チェッポ:小魚、オッ:いる、イ:ところ)に由来し、特に昔よく獲れたニシンのことを指しているそうです。
そんな「仙鳳趾」で獲れる名産品「牡蠣」は、殻の大きさに比べて非常に大粒で肉厚な身が詰まっており、強い甘みや豊かな旨み、クリーミーな舌触りが特徴で、プリプリとした弾力のある食感も魅力!
また、加熱しても身が縮みにくいという特長も持っており、生食はもちろん、さまざまな料理で味わえるのもうれしいポイントです。
そのおいしさの理由は、3つ。
1つめは、「釧路湿原からの栄養」です。背後に広がる釧路湿原を源とする河川が、森林のミネラルや栄養を豊富に含んだ水を厚岸(あっけし)湾に運び込み、牡蠣の餌となるプランクトンを豊かに育みます。
2つめは、「『昆布の森』の効果」。牡蠣が育つ「昆布の森」周辺は良質な昆布の産地としても知られています。昆布が繁茂する海域は豊かな生態系を育み、昆布のエキスが牡蠣の旨み成分(グリコーゲン)の生成を促すとも言われているのだそう。
3つめは、「冷涼な海水と速い潮」。仙鳳趾の海は、年間を通じて水温が低く保たれます。そのため、牡蠣は時間をかけてゆっくりと成長し、身が引き締まり旨みを凝縮。また、外海に近い速い潮流に耐えることで、プリプリとした弾力のある身になるのだとか!
「仙鳳趾」の牡蠣のおいしい時期や購入できる場所について
そんな「仙鳳趾」の牡蠣は、恵まれた環境のおかげで基本的に一年中楽しめ、年間を通じて高い品質を保っています。その中でも特に夏から秋にかけての時期は、さらに濃厚でクリーミーさが増すとも言われているのだそう。
「仙鳳趾」の牡蠣は、「仙鳳趾」や近隣にある漁師が営む直売所から直接購入することが可能です。昆布森漁業協同組合でも時期によって販売を行っているとのこと。
また、電話で注文して地方発送してもらったり、ふるさと納税の返礼品としてもらったりと、直売所へ行くことが難しい場合も新鮮な絶品の牡蠣を味わうことができます。
「仙鳳趾の豊かな自然が育んだ至高の牡蠣を、ぜひ一度ご賞味ください」と、担当者は語っていました。
釧路町のふるさと納税返礼品について
今回紹介した「仙鳳趾」の牡蠣がもらえる返礼品を紹介します。
\先行予約/北海道 仙鳳趾名産 牡蠣
・提供事業者:菊池水産
・内容量:【1】牡蠣 150g~199g×30コ+かきナイフ付き【2】牡蠣 100g~149g×20コ+かきナイフ付き
・寄附金額:【1】2万8,000円【2】1万6,500円
※出荷時期:2025年7月1日ごろ~順次出荷予定
豊かな海の象徴である昆布が生い茂る「昆布の森」で育った牡蠣です。漁師直送なので、水揚げされたばかりの新鮮な牡蠣を存分に堪能できます。
今回は北海道釧路町の名所「仙鳳趾」と、牡蠣の返礼品を紹介しました。「仙鳳趾」という地名自体が、“古来より生命力に満ち溢れた豊かな漁場”であったことを物語っています。恵まれた自然環境で育てられた、濃厚で奥深い味わいの牡蠣は絶品! そんな牡蠣が返礼品としてもらえるのは、ふるさと納税ならではのうれしさです。気になった人は、ぜひ一度チェックしてみてください。
ライター:マイナビふるさと納税担当者
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