JR西日本は30日、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行開始後、初めて2つのコースを見直し、2026年春から琵琶湖を巡る新コースを設定すると発表。あわせて滋賀ゆかりの立寄り観光地、料理を監修する「食の匠」、車内を彩る伝統工芸品も発表した。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は2025年6月に運行8周年を迎える。運行開始から山陽・山陰を巡る5つのコースを提供してきたが、このうち「山陽コース(下り)」「山陽コース(上り)」(各1泊2日)の2コースについて、2026年春から「びわ湖周遊・せとうちコース(下り)」「びわ湖周遊・せとうちコース(上り)」に変更される。
「びわ湖周遊・せとうちコース(下り)」は、京都駅を出発して湖西線・北陸本線経由で琵琶湖を周遊し、1日目に木ノ本駅で下車して滋賀県長浜市を訪れる。その後、東海道・山陽本線経由でせとうちエリアを巡り、2日目に岩国駅で下車して山口県岩国市を訪れた後、下関駅に到着する。立寄り観光地として、1日目に木ノ本駅で下車した際、滋賀県長浜市の「渡岸寺(どうがんじ)観音堂[向源寺]」「赤後寺(しゃくごじ)[日吉神社]」を訪れる。
「びわ湖周遊・せとうちコース(上り)」は、1日目に下関駅を出発し、防府駅で下車して山口県防府市を訪れ、その後、山陽本線など経由してせとうちエリアを巡る。2日目に近江八幡駅で下車して滋賀県近江八幡市を訪れた後、東海道本線・北陸本線・湖西線経由で琵琶湖を周遊しながら京都駅に到着する。立寄り観光地として、2日目に近江八幡駅で下車した際、滋賀県近江八幡市の「ヴォーリズ記念館」「ハイド記念館」を訪れる。
コースの新設にともない、これまで「山陽コース(下り)」1日目に訪れていた岡山県倉敷市は、2026年春から「山陽・山陰コース(周遊)」1日目の立寄り観光地に変更。「山陽コース(上り)」2日目の広島県尾道市と、「山陽・山陰コース(周遊)」1日目の岡山県岡山市は立寄り観光を終了する。2026年春以降、「山陽・山陰コース(周遊)」は名称を「せとうち・山陰コース(周遊)」に変更する。
なお、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の食をプロデュースする門上武司氏による協力の下、長浜市「Biwa collage(ビワコラージュ)」エグゼクティブシェフの市山技氏を「食の匠」(「瑞風」の料理を監修)として滋賀県から初選出した。
車内に彩りを添える伝統工芸品についても、滋賀ゆかりの品を展示することが決定。「浮御堂」の古材でつくられた香合「浮御堂波蒔絵香合(うきみどうなみまきえこうごう)」、琵琶湖真珠を信楽で作られた焼締めの陶板に飾った「琵琶湖真珠と卯山窯(うざんよう)の陶板」を展示する。これらの他に、膳所焼の「鮟鱇茶入(あんこうちゃいれ)」、湖東焼の「染付山水絵細水指(そめつけさんすいえほそみずさし)」も展示するとのこと。


