――今回の撮影で印象的だったシーンはありますか?
桜島さん役の山口(智充)さんと1日一緒に行動をする回があるのですが、その撮影で2人でお昼ご飯に丼を食べるシーンがあったんです。そのときの山口さんの食べ方があまりも美味しそうで、私もつられて大口を開けてご飯を食べることができたので、すごく美味しかったし楽しかったです。
ただ、撮影が1月ですごく寒い時期だったので、タンクトップ姿の桜島さんが、思わず笑ってしまうほど震えていて(笑)。すごく寒そうだったのですが、そんな状況で一緒に撮影を頑張ったのもいい思い出です。
『トラックガール2』では、桜島さんだけではなくいろいろな人物にスポットライトが当たるので、前作からさらにパワーアップしていると思います。
――恒例となっている、くっきー!(野性爆弾)さん演じる居酒屋店長とのシーンは毎回すごく楽しそうなのですが、どうやって撮影しているのですか?
くっきー!さんとのシーンは台本がなく、全部アドリブなんです。何を言われるか分からないので、常にアンテナを張ってハラハラしているのですが、とても楽しいので素で笑ってしまっています。そういった意味で大変ではあったのですが、前作よりはうまくやり取りができるようになっていたのかなと思うので、少し成長できたポイントかもしれません。
ファンに元気を与えるつもりも「逆にもらってる」
――今回じゅんは、インフルエンサーとして有名になっていく中で、顔の見えないファンに対して自分なりに向き合っていきます。遠藤さんは、ファンと交流する際に大切にしていることはありますか?
ファンの方と直接お話しするときは、「自分がされたらうれしいな」と思うことをするようにしています。例えば、勉強やお仕事が大変という方がいたら、ひたすら応援したり。私にできることは全力でやるようにしています。
でも、みなさんに元気を与えるつもりでやっていても、逆にファンのみなさんから元気をもらっていることのほうが多いですね。
――では、今作の見どころを教えてください。
面白さはさらにパワーアップしていますし、じゅんちゃんが新しい衣装を着るシーンも登場するので、楽しみにしていただけたらうれしいです。また、新しく面白いキャラクターや、じゅんちゃんの家族が初登場します。じゅんちゃんの新たな一面が見ることができるので、私自身も楽しみながら演じさせていただくことができました。
笑いが絶えない素敵なドラマになっていますし、心に刺さる名言がたくさん出てきます。ちょっと疲れているときでも、見てもらえると「明日からも頑張ろう」と感じていただけるんじゃないかなと思います。
●遠藤さくら
2001年生まれ、愛知県出身。18年、坂道合同オーディションに合格し、乃木坂46の4期生としてデビュー。『non-no』の専属モデルを務め、22年に『もしも、イケメンだけの高校があったら』(テレビ朝日)で地上波ドラマ初出演。その後『トラックガール』(FOD)、『らんまん』(NHK)、『引越し探偵サクラ』『書店員探偵サクラ』(テレビ東京)に出演し、5月17日から『トラックガール2』が配信される。