仙台放送・フジテレビ系バラエティ特番『全力おたすけバラエティ かのおが便利軒』(6月1日16:05~)の制作発表会見が23日、都内で行われ、パンサーの尾形貴弘と狩野英孝が登場。見どころを語ろうとするも、なぜかマイナス情報を暴露していった。
効能不明もお肌ツルツル
宮城出身の尾形と狩野が、様々な“お仕事依頼”に体を張って本気で挑むバラエティ番組『仙台市青葉区 かのおが便利軒』(毎週土曜18:30~ ※宮城ローカル)。全国放送第2弾となる今回の特番では、東京・八丈島でとんでもないもの探しを行うほか、宮城の山奥で秘湯探し、さらには園児の疑問を解決すべく米村でんじろうとサイエンスショーを繰り広げる。
2年連続の全国ネット特番に、狩野が「仙台放送さんから期待されてるんだなと感じます」と意気に感じるも、「めちゃくちゃありがたいんですけど、今日(の衣装が)穴開いてるTシャツなんです」「臭いんだよこれ」とボヤく尾形。狩野も「発注間違えて半ズボンだよ」と訴える。
この半ズボンは、八丈島ロケのゲスト・勝俣州和用の衣装を手違いで用意されてしまったとのこと。「八丈島ふるさと観光大使」を務める勝俣のロケ力に圧倒されたという2人は、「この番組を奪おうとしてるみたいでさあ」(尾形)、「初めて見る方は勝俣さんの番組だと思われる」(狩野)と危惧した。
秘湯探しについて、尾形は「やっと見つけたんですけど、汚えんですよ。皆さんが思ってるようなきれいな温泉じゃないんです。でも入ってみたら温度もめちゃくちゃいい。効能は分かんないけど、たぶんいいっすよ。お肌ツルツルになりましたし。でも、顔に泥塗ったら3日間くらい目やにが止まらなかった」と紹介。
潔癖気味の狩野は「泥の野湯に入って、すぐ家のお風呂に入りたくなりました」といい、目指していた“黄金の秘湯”に入るも「上がってからロケバスに戻るのに山道を歩いてたら雨降ってきて、しっかり風邪ひいて帰りました」という。これに尾形は「なんでマイナスのこと言うんだよ! もし入ってなかったらもっと風邪がひどくなってたんだよ!」と強調した。
そして、でんじろうのサイエンスショーでは、静電気が起こるメカニズムを実験で解き明かそうとするも、「電気貯めすぎて、肘まで食らったんですよ」(狩野)と強力な電撃を浴びて子どもたちにドン引きされたそう。尾形は「子どもたちは科学を嫌いになったと思う」と嘆いた。
ここでは、“空気砲を曲げる”というほぼテレビ初披露の実験も行われたが、尾形は「そうなんだ。でも(ネタとして)弱いなあ。電気キツすぎて覚えてないもん」とインパクトに物足りなさを感じていた。
八丈島の人々の優しさにハマる「プライベートでも計画」
レギュラー放送がスタートして7年になるが、互いの印象を聞いてみると、尾形は「狩野くんが潔癖なのが嫌だなあって毎回ある。お刺身を取ろうとすると、使ってない箸じゃないとダメなんですよ。それが面倒くせえんです。ああいうところがちょっと嫌ですね。ムカつきます」と訴える。
一方の狩野は「面白すぎないです。これはすごいことで、大爆笑するとカロリー使うし、面白くなかったら何だこれってなるし、面白すぎない丁度いいところ」と絶賛するも、尾形は「ヤバいね、記者会見だぞ!? 大爆笑のために頑張りますよ」と納得いかない様子だった。
こうしてマイナス情報や不満の絶えない会見になってしまったが、最後に番組の見どころを聞かれると、狩野は「八丈島では、島特有の優しさ、おもてなし、とにかく島の人たちが温かくて、本当にハマりました。僕ら2人も実際にプライベートで家族旅行に行こうと計画を立ててるくらいです」と、その魅力を熱弁。
尾形は「家族みんなで見てほしい。俺らに“面白いこというのかな?”とか期待しないで、ポテチでも食いながら見てもらったら、ベストな番組だと思います」とアピールした。