――現在33歳ですが、今後はどうなっていきたいと考えていますか?
育児と仕事の両立はまだ模索中ですが、その中でも自分のことを必要としてくれる方の期待には応えたいと思っています。そして、お芝居やモデルの仕事だけではなく、絵を描いたり、ほかの居場所も増やしていけたら。私らしい仕事との向き合い方をこれから見つけていきたいと考えています。
――お芝居に対する思いに変化はあるのでしょうか。
もちろん今まで出演させていただいた作品の役も心を込めて演じていますが、子育てと両立する中で参加させていただくとなると、一つ一つの作品がより重みを持ってくるので、作品に対する思いは強くなっています。「この役はぜひ」とお話をいただけることはとてもうれしいので、課題はまだたくさんありますが、その中でも出会えた作品にはしっかり向き合いたいです。
――俳優業に関して一番やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
撮影現場でキャストやスタッフのみなさんと意見を交換しながら作品を作り上げているときですね。産休明けに久しぶり映像作品に復帰した中で、私は現場が大好きだなと改めて思いました。
――絵に関しては絵本を描きたいという目標があるそうですね。
まだ絵本を描いたことがないので挑戦してみたいなと思っています。それがお仕事につながって絵本作家になるという道もあるかもしれないし、自分の絵を飾るギャラリーを作ったり、お芝居やモデル業だけではなく、やってみたいことはたくさんあります。まだ30代前半ですし、ここから新しいことを始める可能性があってもいいよねと思っています。
――「Hibiya Art Park 2025」のアンバサダーも務められていますが、アートに関する仕事は積極的にやっていきたいという思いでしょうか。
ぜひやらせていただきたいです。今回のアンバサダーも、アートのイメージを少しでも持っていただけているということなのかなと思い、とてもうれしかったです。
1991年7月18日生まれ、福岡県出身。2009年に雑誌『CanCam』の専属モデルとしてデビューし、2011年から俳優業を始動。主な出演作はドラマ『パーフェクトワールド』、映画『糸』『ザ・ファブル』など。4月26日に配信がスタートしたHuluオリジナル『おとなになっても』で主演を務めている。
さまざまな作品やプログラムを通して公園でのアート体験を楽しめるイベント。パブリックアートを中心とした第1期「Transformed Composition -組み合わせと見立てで遊ぶ-」(4月25日~5月11日)、パフォーミングアーツに焦点を当てた第2期「“Play”ing Catch -集まり方の練習- 」(5月17日~25日)で構成され、期間中にはフードマーケットも出店している。