自身の子供時代については「すごくおじいさんにかわいがってもらえた孫の1人でした」と振り返る。
「僕以外の親戚がほとんど女の子で、うちのおじいさんが工場をやっていたので、ようやく後継ぎができたということですごく喜んで僕のことをかわいがってくれました。なので、ちょっと性格が悪かったと思います(笑)。何でも言うことを聞いてもらえて、野球をやると言ったら(道具を)そろえてもらったり」
また、「女の子ばかりに囲まれていたので、おままごとやあやとりなどでしか遊んでこなくて、静かな人間でした。あとはゲームをずっとやっていたので、その頃のまま大きくなっちゃったみたいな感じです。変わってないかもしれません(笑)」と明かした。
そして、本作について「映画館デビューにはすごくもってこいの作品です」と太鼓判を押す。
「パパとママ、お子さんも含めて、2時間ずっと不特定多数の人たちと映画を観ることへのストレスや緊張がある中で、それをストレスフリーにしている映画でもあるので、本当に映画館デビューにふさわしいです。お子さんたちにとっても成功体験の一つとして、映画が観られたという体験は非常に大きいものだと思いますし、泣いたりわめいたりしてしまったとしても、そこを大前提にしている企画なので、『今日行くところが見つからない』『ずっと家にいてもな』という思いをお持ちであれば、ぜひ映画館に遊びに来ていただけたらと思います」
また、嵐のコンサートについて「親子席を当時一番多く設けていたグループの一つだったと思います」と伝えた上で、「親子に対するアプローチの方法はわかっていたつもりでしたが、映画というエンタメにおいては、こういった映画はほかにないのではないかなと思ったので、親子に対する向き合い方への価値観は改めて考えさせられました」と本作で新たな気づきがあったという。
本作をきっかけに子供たちが次のステップに進む可能性もあるのではないかと予想する。
「ぷしゅぷしゅたちと一緒に旅行に行くような感覚になるというのはすごく重要なことだと思っていて、映画をもう1回観に行きたいという子供もいれば、旅行に行ってみたいと思う子供も出てくるのではないかなと。ただ映画が楽しいとか映画を観られたというだけでは終わらず、次のステップに進むきっかけにもなるのではないかなと。そういうことも可能性としてあると思いました」
赤ちゃんの成長につながるエンタメの魅力に触れ、二宮は「令和の赤ちゃんたちは本当にいい環境で育っていくんだろうなと、昭和の赤ちゃんは思いました(笑)。昭和の赤ちゃんからすると、うらやましい環境に今の赤ちゃんたちはいるんだろうなと思います」と話していた。
1983年6月17日生まれ、東京都出身。1999年、嵐のメンバーとしてデビュー。映画やドラマ、バラエティ、CMなど幅広く活躍。主な出演作品に映画『青の炎』(03)、『硫黄島からの手紙』(06)、『GANTZ』(11)、『プラチナデータ』(13)、『検察側の罪人』(18)、『浅田家!』(20)、『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『アナログ』(23)、ドラマ『Stand Up!!』(03)、『拝啓、父上様』(07)、『流星の絆』(08)、『フリーター、家を買う』(10)、『ブラックペアン』シリーズ(18、24)、『マイファミリー』(22)など多数。映画『母と暮せば』(15)で第39回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞を受賞。現在、バラエティ番組『ニノさん』(日本テレビ)、『ニノなのに』(TBS)、ラジオ番組『BAYSTORM』(BAY FM)にレギュラー出演中のほか、YouTubeチャンネル「よにのちゃんねる」を配信中。8月29日に主演映画『8番出口』が公開。
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