2022年10月にTravis Japanとして全世界配信デビューを果たし、俳優やタレントとしても活躍している松田元太。映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』(公開中)では主人公・らいおんくんの声を演じ、アニメ声優として初主演を飾った。このたび松田とらいおんくんとの対談が実現。2人にメンバー・仲間たちとのコミュニケーションで大切にしていることや、ピンチを乗り越えたエピソードなどを聞いた。
1978年の発売開始より長らく愛され続ける国民的おかし「たべっ子どうぶつ」がフル3DCGアニメーションとして映画化。おかしと人間が仲良く暮らすスイーツランドを舞台に、歌って踊るスーパーアイドルのたべっ子どうぶつたちが、世界征服を狙う最凶わたあめ軍団に立ち向かう。
――松田さんはらいおんくん役のオファーを受けたときどんな心境でしたか?
松田:めちゃめちゃうれしかったです。たべっ子どうぶつって食べるだけじゃないんだというか、映画化というのがまさかのまさかすぎて。しかも、らいおんくんというかわいらしいピュアなキャラクターを務めさせていただくことになって、収録前はワクワクしていましたし、収録に入ってからもらいおんくんに元気をもらったり、明るくなれたり、ポジティブマインドをたくさんもらいました。
らいおんくん:40年以上お菓子のパッケージのキャラクターをやらせていただいていますが、今までどういう声かわからなくて。今回松田元太さんに声をいただくということで、こんなに光栄なことはないと思いました。
――らいおんくんたちが世界滅亡のピンチを救うために立ち上がる物語にちなみ、松田さん自身の人生やこれまでの活動においてピンチだったと感じている出来事を教えてください。
松田:個人としてもグループもピンチまみれの人生で、ピンチに慣れすぎて開き直ってしまっています(笑)。「またピンチか」と思って、逆にそれをチャンスに変えようと思う精神がより強くなってきている気がしています。
――ピンチまみれとのことですが、特に大きなピンチだったと感じている出来事を教えてください。
松田:(2022年にグループで)渡米して帰ってきて、アメリカで活動するのか日本で活動するのかどうなるのかとか、ほかのグループや先輩たちとはカラーが違うとか、いろんな目もあって、今後について悩む時期がありましたが、「俺たちは俺たちじゃない?」「あなたたちはあなたたちですよね」というマインドになって、気にしなくていいやと思うようになりました。
――ピンチを乗り越え、今はどんな状況だと感じていますか?
松田:今はもう、「大丈夫」「なんとかなる」みたいな気持ちで活動しています。変に無理はせず、一個一個のお仕事にちゃんとフォーカスしながら、100%で向き合って一個一個楽しめています。
――らいおんくんも本作で描かれている冒険の中でのピンチについてお聞かせください。
らいおんくん:僕が住んでいるスイーツランドがとんでもないことになって、すごいピンチがあったのですが、Travis Japanさんが歌ってくださった主題歌「Would You Like One?」に「過去最大級のピンチも踊ろうよ」という歌詞があって、すごくいい歌詞だなと思い、それを聞きながら頑張ることができました。
――らいおんくんはたべっ子どうぶつのリーダーです。松田さんはグループの中で自分がリーダーシップを取らなきゃと思う瞬間はありますか?
松田:バラエティが多いイメージはあるので、そこで突破口として引っ張っていくぞと、ちょっと変なことを一回してみて、みんなついてこい! みたいな感じはよくあります。