毎日子育てをしていると疲れやストレスが溜まり、一人になりたいと感じることもあるでしょう。本記事では、子育てに疲れた…。「一人になりたい」と感じたときの対処法を紹介します。やってはいけないNG行動についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
子育てに疲れた…。「一人になりたい」と感じる理由
まずは、子育てに疲れて一人になりたいと思ってしまう理由から考えてみましょう。
寝不足が続いているため
睡眠時間が十分に足りていないと、マイナス思考に陥ることが多くなりがちです。特に子どもが赤ちゃんのうちは授乳やおむつ替えなどの世話をしていると生活サイクルが乱れて寝不足がずっと続いてしまうため、マイナス思考がより強くなってしまうことが少なくありません。
育児と家事のほとんどを負担しているため
夫が仕事で忙しかったり、協力的でなかったりすると、子育てと家事の負担が重くのしかかります。育児が大変なのはもちろん、料理や洗濯、掃除、片付けなど毎日行わなければならない家事もたくさんあり、それらのほとんどを担っていれば疲れてしまうのも当然です。「なぜ私一人でやらなければいけないのか」と感じ、すべてから解放されたいと思うこともあるでしょう。
毎日のスケジュールが思いどおりに進まないため
朝や寝る前など、忙しい時間帯に効率よくタスクをこなしていきたいと考えていても、子どもが低年齢のうちは予想外の出来事が毎日のように起きます。スケジュールが思いどおりに進まない日々が続くと、誰しもストレスを感じてしまうものです。
誰からも感謝してもらえないため
「孤育て」という言葉があるほど、子育ては孤独な場面が多くあるものです。一人で一生懸命頑張っていても、それが「当たり前」になってしまい、誰からも褒めてもらえないと悲しい気持ちばかりが募ってきます。「自分は何のために頑張っているのか」と虚しい気持ちになり、頑張ることをやめたいと思ってしまうこともあるでしょう。
子育てに疲れたときにやってはいけないNG行動
子育てに疲れたと感じているときに、その問題をより深刻化させないために気を付けなければならないことがあります。無意識のうちにやってしまっていることがないかチェックしてみましょう。
悩みを抱え込む
子育てに悩みはつきものです。赤ちゃんの頃は体の発達で悩んだり、少し大きくなってからは友達との関わり方で悩んだり……と悩みの範囲もだんだんと広くなっていきます。そんな悩みを一人で抱え込んでしまう人もいるでしょう。そういった行動は自分をさらに苦しめることになります。一人で抱え込まず、誰かに相談したり頼ったりすることが大切です。
自分を責める
子育てに疲れたと感じることに罪悪感を抱いてしまう人も多くいます。「自分はなんてダメな母親なんだ」「私がダメだから上手くいかないんだ」などと自分を責めてしまう人もいるでしょう。しかし、子育てに疲れを感じるのは当たり前のことで、母親のせいではありません。自分を責める気持ちはよりストレスを増大させるだけなので、注意しましょう。
すべてを完璧にこなそうとする
子育てや家事は周りの協力があってこそ成り立つもので、一人ですべてを完璧にこなすのは難しいものです。無理すると体だけでなく心のバランスも崩れてしまいます。手を抜くことは決して悪いことではありません。完璧を求めるのではなく、自分の負担を減らしてあげることも考えましょう。
子どもや家族に八つ当たりする
子育てによるストレスを上手く解消できていないと、家族に八つ当たりしてしまう人もいます。しかし、そういった行動は家庭内の雰囲気を悪くし、より自分を追い込んでしまうことにつながるでしょう。また、八つ当たりすると、子どもの心に大きな傷を与えてしまうので、注意しなければなりません。
子育てに疲れた…。「一人になりたい」と感じたときの対処法
ここでは、子育てに疲れて一人になりたいと感じたときの対処法を紹介します。すぐにできそうなものがないか探して、実践してみましょう。
夫や家族に相談する
まずは身近な人に相談してみましょう。夫が忙しい場合でも、自分の両親や兄弟、義理の両親などに頼れる人がいるかもしれません。その際に子育てで協力してほしいことを具体的に伝えるようにしてみてください。相談する前に、メモ帳などに子育てのタスクなどを書き起こしておくとスムーズに相談できますよ。
ベビーシッターなどの外部サービスを活用する
子育てで利用できるサービスはぜひ積極的に活用しましょう。ベビーシッターや一時保育を利用し、一人の時間を確保するのもおすすめです。自治体によっては利用金額の一部を補助してくれるところもあるので確認してみてください。
子どもを早く寝かしつける
夕方以降、お風呂や食事の時間をいつもより手早く進めて、子どもが就寝する時間を早めるのもひとつの方法です。日中の時間帯に公園遊びなどで体をたくさん動かしておくと、眠気を感じる時間が早くなるとも言われています。子どもが寝たあとは、好きな本を読んだり音楽を聴いたり、自分の趣味の時間を作り、リラックスして過ごしましょう。
トイレやほかの部屋で気持ちを整える
一時的に気持ちを整える方法として、子どもが遊びやテレビに夢中になっている間に家のほかの場所に移動して一人の時間を作るのもおすすめです。たとえ数分でも、ゆっくり深呼吸をして目をつぶるだけで気分転換になることもあります。ただし、母親の姿が見えないと子どもが不安に感じてしまう場合もあるので、タイミングや状況を見ながら行ってください。
自分にご褒美をプレゼントする
ちょっと贅沢なグルメやスイーツなど、いつも頑張っている自分にご褒美をプレゼントしてみましょう。商品を選ぶ瞬間からわくわくした気持ちになれるうえ、ちょっとした非日常気分を楽しむこともできます。おいしいものを買いに行く時間がない、という人はコンビニで食べたいお菓子やお惣菜を好きなだけ買うだけでもすっきりとした気持ちになれますよ。
自分に優しい言葉をかける
毎日休むことなく頑張る自分を労わるだけでも気持ちが落ち着くことがあります。自分で自分に労いの言葉をかけてみてください。「セルフハグ」をするのもいいでしょう。やり方は手を胸の前でクロスし、自分自身の体に回してぎゅっと抱き締めるだけなので、子育てのちょっとしたすきま時間や寝る前にも行うことができます。精神を安定させる効果が期待できるのでおすすめです。
まとめ
子育ては365日休みなく毎日子どもと向き合う必要があります。子どもの成長をそばで見守ることができるよろこびは大きいですが、時には自分を労わることも大切です。一人になりたい、と感じるのは体が休息を求めているサインかもしれません。周りに頼ったり、自分なりのストレス解消法を見つけたりして、上手く対処していきましょう。