日向夏の同名ライトノベルを原作とする人気アニメ『薬屋のひとりごと』。囚われの身となった薬師の少女・猫猫(マオマオ)が、下女として働く帝国「茘(リー)」の後宮で巻き起こる、陰謀渦巻く様々な事件を持ち前の薬学の知識と観察力で解決していくミステリー&薬学ファンタジーです。

設定やストーリの面白さに加え、主人公である猫猫や、彼女の才能を見出した美貌の宦官・壬氏(ジンシ)など、個性あふれる登場人物のもまた同作の魅力の一つ。実写化の際にはいったいどんな配役になるのだろうと、いまから興味津々というファンも多いかもしれません。

そこで今回はマイナビニュース会員205人に、同作の登場人物の一人である玉葉(ギョクヨウ)妃について、「もしも実写化するなら誰に演じてほしいか」を聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。

『薬屋のひとりごと』をもしも実写化するなら、玉葉妃は誰に演じてほしい?

玉葉妃は、後宮内において、最も格式が高い宝石の名を冠した4カ所の宮に住まう帝の妃で、正一品の位階をもつ四夫人である「上級妃」のうちの一人。

気品にあふれ、穏やかで聡明な性格を持ち、宮中の争いや陰謀にも動じない芯の強さを備えています。娘・鈴麗の命を救ってくれた猫猫のことを強く信頼し、また、猫猫に対する壬氏の気持ちを見抜いていて、二人の関係を面白がっている様子もうかがえます。

そんな玉葉妃を、実写化作品では誰に演じてほしいかを聞いたところ、結果は以下の通りとなりました。(自由回答から集計)

  • 1位:北川景子(6票)
  • 1位:有村架純(6票)
  • 3位:菜々緒(5票)
  • 3位:石原さとみ(5票)
  • 3位:浜辺美波(5票)

続いては各俳優のプロフィールとアンケート回答者のコメントを一部紹介します

1位:北川景子

玉葉妃を演じてほしいランキング1位には、北川景子(きたがわ・けいこ)が輝きました。

北川景子は1986年8月22日生まれ。2003年に雑誌『Seventeen』の専属モデルとして芸能界入りし、同年、実写ドラマ『美少女戦士セーラームーン』で火野レイ(セーラーマーズ)役を演じ、女優デビューしています。

以降、映画『ハンサム★スーツ』(2008年)、ドラマ『謎解きはディナーのあとで』(2011年)、映画『HERO』(2011年)、映画『君の膵臓をたべたい』(2017年)、映画『スマホを落としただけなのに』(2017年)、NHK大河ドラマ『どうする家康』(2023年)など、数々の作品で主演・ヒロイン役を務めています。また私生活では、2016年に歌手でタレントのDAIGOと結婚したことでも話題となりました。

そんな彼女へは、清楚で上品なイメージが玉葉妃役にふさわしいという評価が寄せられています。

ユーザーコメント

  • 「演技が上手そうだなと思いました」(男性・43歳)

  • 「上品なイメージだから」(男性・43歳)

  • 「清楚な感じがピッタリ」(男性・41歳)

  • 「キャラクターにあっているから」(男性・23歳)

1位:有村架純

同率1位に、有村架純(ありむら・かすみ)がランクイン。1993年2月13日生まれの彼女は2010年、ドラマ『ハガネの女』でドラマ初出演を果たしています。

2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の好演で一躍注目を集めて以降は、スタジオジブリ作品『思い出のマーニー』(2014年)でのマーニーの声優、「第39回日本アカデミー賞」新人俳優賞および「第58回ブルーリボン賞」主演女優賞を受賞した映画『ビリギャル』(2015年)、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2017年)、「第45回日本アカデミー賞」主演女優賞に輝いた映画『花束みたいな恋をした』(2021年)など数々の話題作に出演しています。

ユーザーからは、その演技力と透明感のある魅力が玉葉妃役にぴったりという声が寄せられています。

ユーザーコメント

  • 「雰囲気が合っている」(女性・45歳)

  • 「上品な仕草かつ可愛らしさもあるので、合いそう」(女性・42歳)

  • 「清楚で美しく、キャラクターのイメージにぴったりなので」(男性・45歳)

  • 「高貴なイメージにぴったりだと感じたため」(男性・31歳)

3位:菜々緒

第3位には、菜々緒(ななお)がランクイン。菜々緒は1988年10月28日生まれのモデル/タレントで、身長172cmのスレンダーな体型と9頭身のスタイルが特徴です。

2009年、本格的に芸能活動をスタート。2013年からは、それまでのモデル活動に加え女優業にも進出し、同年のドラマ『ラスト♡シンデレラ』や『ファーストクラス』(2014年)、映画『白ゆき姫殺人事件』(2014年)などで存在感を発揮。特に、ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(2015年)では悪女役を好演し、注目を集めました。

また、2021年にはドラマ『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』での演技が評価され、第109回ドラマアカデミー賞助演女優賞を受賞しています。

そんな彼女のクールでミステリアスな雰囲気が、今回の玉葉妃役でのランキングにつながったようです。

ユーザーコメント

  • 「ミステリアスだから」(女性・36歳)

  • 「女性としての美しさ、他を惑わすような美貌をもつ人物が似合うと思います。カワイイ系よりキレイ系で少し怪しさも感じる人物がより合うと思います。女優さんとしての能力・スタイルも、キャラクターに十分に合うと思う」(男性・37歳)

3位:石原さとみ

同じく第3位には、石原さとみ(いしはら・さとみ)が入りました。石原さとみは1986年12月24日生まれ、第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ピュアガール2002」でグランプリを受賞し芸能界入り。2002年に映画『わたしのグランパ』で女優デビューを果たしました。

2003年のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』のヒロインに抜てきされ、その後、ドラマ『ディア・シスター』(2014年)や『アンナチュラル』(2018年)、映画『進撃の巨人』(2015年)、映画『シン・ゴジラ』(2016年)、映画『ラストマイル』(2024年)など、幅広い役柄で活躍しています。また、2020年にはNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で主演を務め、その演技力が高く評価されました。

彼女の玉葉妃役については、「柔和な感じ」「天然さが似合いそう」などのコメントがありました。

ユーザーコメント

  • 「アンニュイな雰囲気だから」(女性・38歳)

  • 「キレイで、性格的に良さそうだと思いました」(男性・歳48)

3位:浜辺美波

第3位にはもう一人、浜辺美波(はまべ・みなみ)がランクインしました。2000年8月29日生まれの浜辺美波は、2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞。翌2012年に三池崇史監督『逆転裁判』で長編映画初出演を果たします。

実写テレビドラマ版『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』(2015年)や、NHK連続テレビ小説『まれ』(2015年)で注目を集め、主演を務めた2017年の映画『君の膵臓をたべたい』で、第41回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞しています。また2024年、映画『ゴジラ-1.0』で第47回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞したことも記憶に新しいところです。

そんな浜辺美波は、その気品のある佇まいが玉葉妃っぽいと判断されたようです。

実写版『薬屋のひとりごと』玉葉妃役ランキングのまとめ

玉葉妃は、最も皇帝の寵愛を受けていると言われている上級妃・四夫人の一人「貴妃」。美貌と知性、包容力を併せ持つ存在である玉葉妃役には、北川景子と有村架純の二人が同率1位に輝きました。

今回のランキングでは単なる美貌の持ち主というだけではなく、聡明で思慮深いこと、また猫猫を信頼し侍女としてそばに置くなど、身分にとらわれない柔軟な人物という部分も大きなポイントとなっているようです。

さて、みなさんの希望や予想はいかがだったでしょうか。来るべき実写化が、いまから待ち遠しいですね!

調査時期: 2025年4月15日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 男女合計205人(男性:148人、女性:57人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート