5月5日にスタートするNHKの夜ドラ『ワタシってサバサバしてるから2』(NHK総合 毎週月~木曜 22:45~23:00)でカリスマ婚活コンシェルジュ・東堂百合子役を熱演している浅野ゆう子にインタビュー。本作への思いや撮影の裏側などを聞いた。
本作は、2023年に同名の大ヒットコミックを初ドラマ化した『ワタシってサバサバしてるから』(通称“ワタサバ”)の続編。丸山礼が再び“自称サバサバ女”の主人公・網浜奈美を演じ、私立の有名進学高校の教師となって大暴れ。さらに、有名婚活コンシェルジュの相談所の門をたたき、婚活パーティーでも騒動を巻き起こす。
浅野はもともと原作を読んでいて「面白い」と感じていたという。
「自分が楽しく読んでいた作品に声をかけていただいてうれしかったです。私が演じさせていただいた東堂百合子さんもすでに原作で読んでいましたが、脚本になったときに原作とは違うキャラクターになっていて『それが映像になる醍醐味なんだな』と感じ、楽しく演じられそうだなと思ってお受けしました」
東堂百合子というキャラクターについては、監督やプロデューサーから「あわよくば自分がもう一度お嫁に行きたいという気持ちを根底に持っている人」として演じてほしいというオーダーがあったそうで、「自分が結婚相談所のオーナーですが、網浜さんたちと張り合って自分がいい人を見つけたいという感じにしました」と説明した。
東堂も強烈なキャラクターで、網浜とバトルを繰り広げるシーンも。浅野は丸山との共演を心から楽しんだという。
「網浜さんは『サバサバしてる』と言いながら、『なんだこの人は』という性格のヒロインですが、礼ちゃんがあまりにもかわいくて、礼ちゃんのことがすごく好きになりましたし、かわいいからこそ逆に意地悪してやりたいという芝居もできました。キャッチボールで投げると必ず面白い感じで返してくれるので、こちらもエスカレートしていろんなことができたなと。礼ちゃんとやり合うところは非常に楽しかったです」
網浜はポジティブで“自分ファースト”な人間だが、浅野は自身の性格について「引きずらないところが好きです」と語る。
「嫌なことを引きずっているとそれが顔にも出てしまうし、楽しくないので、嫌だなと思ったことはどんどん捨てていくようにしています。嫌だなと思った人のことはすぐ忘れるので、覚えてないです。楽しいことは覚えていますけど。子供の頃からそんな感じでした」