カンテレ・フジテレビ系ドラマ『あなたを奪ったその日から』(毎週月曜22:00~)の第2話が、きょう28日に放送。北川景子と大森南朋がコメントを寄せた。

  • 北川景子(左)と大森南朋

食品事故で子どもを失った母親・中越紘海(北川)が、事故を起こした惣菜店の社長・結城旭(大森)に憎しみを抱くなか、図らずも旭の次女・萌子(倉田瑛茉)を誘拐することから始まった同ドラマ。

第2話では、萌子がいなくなったことで取り乱す旭の姿が描かれ、一方で、裕福な家庭で何不自由なく暮らしているように見える長女・梨々子(平祐奈)の本性も少しずつ明らかに。萌子を誘拐した紘海は、その命を奪うことがどうしてもできず、警察の捜査が自身に及ばないか不安に襲われながらも人目を避けるようにして疑似親子の生活をスタートさせる。

憎むべき相手の娘でありながら、萌子に亡くなった娘の姿を重ねてしまう複雑な母親の心理を体現する北川は「誘拐したはいいが…この罪をどうするのか…復讐するのかどうなのか…」と、第2話以降の展開に含みを持たせながら、「彼女の感情や目的はとても複雑なので、視聴者の皆さんも紘海という人物の今後にぜひ注目していただきたいです。良いシーンがたくさん撮れているなと、感じています」と自信をのぞかせた。

また、自分と同じ苦しみを味わわせたいという紘海の手によって、幸せな生活から一転、娘を誘拐された父親を演じる大森は、今作の魅力について、「人間の考えや想いは一つではなくて、多面的だっていう部分。登場人物の一人一人が持っているもの、抱えているものが、重くて複雑なので…そういう群像劇な部分は、楽しんでみていただけるんじゃないでしょうか」と語った。

第1話の放送を終えて、「どういうふうに視聴者の皆さんに受け取ってもらえるのか、ドキドキです」と、その胸中を明かした北川は「一見明るく、楽しく過ごしているように見えている人も、その裏では、何か深くて重いものを抱えている。視聴者のみなさんもきっと同じだと思うんですが、誰しもが大なり小なり、何かを抱えながら生きている。そんな中でも、一生懸命頑張ったり、取り繕ったりしながら、社会が成り立っている。人間の危うかったり脆かったり…そういう部分もこのドラマはリアルに描いていると思います。たくさんの方に、共感してもらえるのではないかなと思います」と呼びかけた。

コメント全文は、以下の通り。

――撮影はいかがでしょうか?手ごたえなどはいかがですか?

北川:良いシーンがたくさん撮れているなと、感じています。今回、台本がクランクイン前に全部揃っている現場なのですが、私はそういう経験が初めてで、全話の台本があるって、うれしいなあ、ありがたいなあ、と思っています。

大森:なかなか珍しいですよね。クランクイン前に全部揃ってるって。ただ逆に、重くのしかかるものもあるよね。おお…全部台本ある…と(笑)

北川:たしかに(笑)。撮影自体は、1話から順に撮影というわけではないので、今どこを撮影しているんだろうって思うときもありますが、つながったものを見るのがとても楽しみです。

大森:北川さんも私の役柄も両方とも、“娘を失う”ので、つらいところはつらいですけどね。手ごたえは感じています。今後の展開を見るのが楽しみです。

――思い入れのあるシーン、印象に残っているシーンはありますか?

北川:今後の展開になるので、詳しくは言えないのですが、大森さん演じる旭さんが、一緒にあることをしてくれて…旭さんのいろんな一面を見られるシーンがあって、そのシーンは、感動してました。

大森:なんかカッコつけちゃってるよね。

北川:大森さんの役は、結構決めゼリフみたいなもの多いですよね。とにかくかっこいいですし、優しいです。

――このドラマの魅力は?

大森:一言でいうのは、難しいなあ。

北川:人の心は…“万華鏡”だという部分じゃないですかね。

大森:そうだね。人間の考えや想いは1つではなくて、多面的だっていう部分。登場人物の一人一人が持っているもの、抱えているものが、重くて複雑なので…そういう群像劇な部分は、楽しんでみていただけるんじゃないでしょうか。

北川:私も同じように思います。一見明るく、楽しく過ごしているように見えている人も、その裏では、何か深くて重いものを抱えている。視聴者のみなさんもきっと同じだと思うんですが、誰しもが大なり小なり、何かを抱えながら生きている。そんな中でも、一生懸命頑張ったり、取り繕ったりしながら、社会が成り立っている。人間の危うかったり脆かったり…そういう部分もこのドラマはリアルに描いていると思います。たくさんの方に、共感してもらえるのではないかなと思います。

――お互いの印象はいかがですか?

北川:大森さん、ずっとかっこいいです。

大森:ありがとうございます。今、ニヤニヤしないように気を付けています(笑)

北川:大森さんって、女性からはもちろんそうですけど、現場のスタッフの話を聞いていても、男性からも「かっこいい!」と言われていて。同性からも「ずっとかっこいい」「ステキだ」と言われているんです。私の夫も「かっこいい…」って、常に言ってますね(笑)。声も、佇まいもすごくかっこいいです。

大森:いえいえ…そんな…よろしくお伝えください…。今回、北川さんとちゃんと向き合って共演するのが初めてなのですが、「キレイな顔してるなあ」(笑)。「整ってんなあ…「あ、北川景子だ…」って思いながら日々送っています。

北川:(爆笑)。シリアスな作品ですけど、休憩時間はよく話しますよね。楽しいです。

大森:おしゃべりチームですね。

――今後の見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。

大森:1話いかがでしたでしょうか?これから何が起こるのか…

北川:1話では、旭(大森)の娘を私が誘拐しました。今後、どうする…というのが2話ですね。

大森:きっと、旭は、娘を探すでしょうね。

北川:誘拐したはいいが…この罪をどうするのか…復讐するのかどうなのか…彼女の感情や目的はとても複雑なので、視聴者の皆さんも紘海という人物の今後にぜひ注目していただきたいです。

大森:脚本を読んでいるだけでも面白くて、次はどうなるんだろうと思いますので、今後どうなるのか、ぜひ、ヒリヒリしながら楽しんでください。

北川:どういう風に視聴者の皆さんに受け取ってもらえるのか、ドキドキです。感想をお待ちしております。面白いって思ってもらえるように、頑張りますので、よろしくお願いします。

【編集部MEMO】
北川景子は同ドラマの制作発表会見で、大森南朋が阿部亮平についてWikipediaで調べていたことを知って、「まず調べてくださってる気持ちがうれしいし、忙しい中Wikipediaで探してくださってるのもカッコいいと思います。それをさりげなく言ってくださるのはカッコいいです」と語っていた。

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