ゴールデンウィークといえば、旅と帰省と大渋滞。楽しみにしていたはずの連休が、まさかの"大後悔旅行”になってしまった人も少なくないだろう。マイナビニュース編集部がアンケート調査を実施したところ、「失敗したことがある」(30.9%)、「ちょっとした失敗ならある」(23.5%)で、実に5割超が“GW旅行での失敗”を体験済みという結果に。予約ミス、同行者とのトラブル、渋滞に散財、そして義実家でのやらかし……思い出すと胃がキリキリするような“旅の黒歴史”を紹介しよう。
失敗内容で多かったのは「乗り遅れ・乗り間違い」(31.9%)と、「宿・飛行機・レストランなどの予約ミス」(28.6%)。普段の週末と違い、移動も宿も混雑必至のGW。油断していると、予約トラブルやスケジュールのズレでとんでもない事態に発展する。
■まさかの予約ミス!
オーマイガーッと、思わず天を仰ぎたくなるのが、ホテルやレストランの予約ミス。うっかりやカン違いが、楽しい旅のはずを一転させる。
●「ホテルの予約をしたつもりが、別の日に予約していた」(40代・女性/教育)
●「宿を予約したつもりが、確定ボタンを押し忘れていた」(30代・女性/流通・小売関連)
●「予約サイトで別のエリアを選んでいて、現地に着いてから判明」(40代・女性/小売)
●「予約できてなくて夕飯が食べられなかった」(30代・男性/技術職)
●「宿泊施設を予約していたのですが、3泊4日の予定で訪れたのに、2泊分しか予約できておらず、ベンチで一晩過ごすことになってしまいました」(20代・女性/その他)
「予約したつもり」はまさに“旅の落とし穴”。メール確認、スクショ保存、日程の再確認。大人の遠足には、慎重すぎるくらいがちょうどいい。
■渋滞をナメてた……!
渋滞にハマったGW旅行者の叫びも、あちこちから漏れ聞こえた。
●「渋滞に巻き込まれて飛行機に乗り遅れた」(30代・女性/IT)
●「高速の分岐で間違えて、目的地から大幅に離れたPAで泣いた」(40代・男性/運輸)
●「渋滞が酷すぎて目的地に着いた頃には全部閉まっていた」(40代・男性/IT関連技術職)
●「高速道路の渋滞を甘く見ていた。トイレ休憩すらできず地獄だった」(40代・女性/事務・企画)
目的地まで一体何時間かかったのか……。到着前に心が折れてしまうのも、GWの風物詩だ。
■同行者トラブルで地獄旅
誰と行くのかは、旅の質を左右する"最重要ファクター”と言っても過言ではないだろう。わがまま、ドタキャン、感覚のズレ……「この人と旅行するのは最初で最後」と決意したという人も。
●「初日に同行者と喧嘩して最悪でした」(30代・男性/販売・サービス関連)
●「友人が当日になって旅行先を変えようと言い出してモメた」(40代・男性/広告)
●「夫と喧嘩して、旅の間ほぼ無言。帰りの新幹線では別の席に」(30代・女性/出版)
●「友人と意見が合わず険悪な雰囲気になった」(40代・女性/その他)
●「彼氏が意味のわからないことばかり言ってきて、こっちも機嫌が悪くなり、大喧嘩して別れた」(30代・女性/事務・企画・経営関連)
仲良くなるはずの旅行が、関係破綻のトリガーになってしまったケースも少なくないようだ。
■なぜ、それを、忘れた!?
「よりによってソレを忘れちゃったの!?」と、思わずツッコみたくなる“忘れ物エピソード”も、多数寄せられた。
●「沖縄でレンタカーを借りるはずだったが、運転免許証を忘れた」(40代・男性/建築)
●「3泊4日なのに、下着を1日分しか入れてなかった」(40代・女性/教育)
●「さんざん準備したつもりが、ホテルについてビックリ。下着が1つもなかった」(40代・男性/技能工・運輸・設備)
●「子どもの薬を忘れ、現地の病院で診察を受けるはめに」(30代・女性/販売)
●「海外に行く途中、コンタクトケア用品を家に忘れてきたことに飛行機内で気が付き、現地で調達できるまで不安だった」(40代・男性/専門サービス)
まさかの忘れ物で、現地でヒヤヒヤしたという人は非常に多い。現地で調達できるものなら何とかなるが、“替えのきかないもの”にはくれぐれも注意したい。
■義実家で地雷を踏む
旅行以上に緊張するのが、義実家などへの“帰省ミッション”。何気ない一言が地雷を踏んだり、距離感のミスで空気が凍ったり……。
●「義実家に帰省したが、手土産を忘れて空気が最悪に…」(30代・女性/福祉・介護)
●「恋人の実家訪問で全然歓迎ムードじゃなく、終始ピリついていた」(30代・男性/ソフトウェア)
●「義実家で緊張し過ぎて、相手の父母も緊張させてしまった……失礼にならない程度にフランクにした方が、相手にとってもよいと学んだ」(40代・男性/IT関連技術職)
お盆、正月、そしてGWは、義実家トラブルの3大シーズン。緊張しすぎず身構え過ぎず、メンタル強めに鷹揚に挑みたい。
■散財しすぎて現実に戻れない……
非日常に舞い上がり、財布のひもがユルユルになる現象も、GWあるある。
●「美味しいものに散財しすぎて、財布と体重がえらいことになった」(30代・女性/その他)
●「リゾート気分で毎日外食してたら、帰宅後クレジット明細が地獄だった」(30代・女性/IT)
●「テーマパークで予定以上にグッズを買いすぎて後悔」(20代・女性/販売)
●「家族みんなではしゃぎすぎてお土産を買いまくり、散財しすぎてしまった。5月後半は質素な食卓になった」40代・女性/事務・企画・経営関連)
ちょっとくらい浮かれてハメを外してもいいじゃないか。旅行後に明細を見て青ざめるのもまた、自分なのだから……。
ほかにも、「5月の北海道は思った以上に寒く、もう少し厚着しておくべきだった」といった想定ミスから、「高速道路の分岐を見逃して別の県に行ってしまった」という行き先間違い、さらに「寝坊して待ち合わせ時間に3時間遅刻したため、乗るはずだった船に乗船できず、旅行自体できなくなってしまった」という悲劇まで、さまざまな体験談が寄せられた。
そんな失敗も、いずれは思い出に昇華される日がきっと来る。とはいえ、今年のGW旅は“備えあれば憂いなし”の精神で、準備万端で臨んでいただきたい。
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調査時期: 2025年4月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 500人
調査方法: インターネットログイン式アンケート