イカロス出版は、新鶴見機関区の電気機関車「EF65PF型」について最後の1年間を詳細に記録したムック『電気機関車EX』Vol.35(A4変形判164ページ、2,750円)を4月22日に発売した。
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新鶴見機関区「EF65PF型」の最後の1年を特集
北は黒磯・高崎、西は幡生・下関まで日本の大動脈を貨物列車で日夜疾走し、今春のダイヤ改正で定期運用を外れた新鶴見機関区の「EF65PF型」について、動向を特集した1冊に。著者が実地で集めた情報をもとに、文章と表で最後の1年を詳細に記録している。
3年前に田端運転所の機関車11両を受け入れて誕生した尾久車両センターの動向を振り返る企画「ありがとう 尾久の電気機関車」も掲載。EF58形61号機の鉄道博物館入りや、「EF65PF型」の4両廃車など、都内の現業機関における電気機関車の変化をまとめている。
インタビュー企画「国鉄の流儀」では、かつて高崎第二機関区で勤務し、JR両毛線のお召列車も担当したOB運転士へ取材を実施。EF15形やEF60形などの直流機を操った現場の技術や、運転席でのエピソードを紹介している。
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尾久車両センターの3年間の動向を紹介
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OB運転士への取材記事も収録
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『電気機関車EX』Vol.35表紙
その他、「中央西線 EF64重連総括」「EF81のパンタグラフ」「JR西日本EF65PF型『サロンカーなにわ』を牽引」「大井川鐵道E34国鉄色に塗装変更」など、多彩な記事を収録している。「電気機関車『形式写真館』」では、国鉄EF10形とEF11形を紹介。連載「国鉄電気機関車史」では、EF66形を取り上げた。