JR東日本は16日、クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の2025年12月から2026年3月までの出発分について、4月18日から申込受付を開始すると発表した。あわせて今年度から冬コースの内容をリニューアルすることも発表された。

  • JR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」

新たな冬コースも、引き続き2泊3日と1泊2日の2種類を設定。2泊3日コースは「長い冬が育んできた工芸のぬくもりに包まれ、豊かな海の幸の賑わいを感じる旅。」をテーマに東北地方を巡り、南部鉄器の製造元「及源鋳造」(岩手県奥州市)、津軽鉄道のストーブ列車、弘前れんが倉庫美術館、塩釜仲卸市場など訪れる。1泊2日コースは「陶のふるさとで暮らしの美にふれ、高原の澄んだ水の恵みを味わう旅。」をテーマに、陶芸家のコレクションを展示する「濱田庄司記念益子参考館」(栃木県益子町)や北杜市白州町の酒蔵「山梨銘醸」など訪ねる。

2泊3日コースは火曜日出発で、運行日は12月2・9日、1月13・27日、2月3・10・24日、3月3・10・17日。1泊2日コースは土曜日出発で、運行日は12月6・13日・20日と1月10日から3月28日までの毎週土曜日。このうち2月28日出発分に関して、「JRE POINT ステージ」のプレミアム会員を対象とした優先申込枠が設けられる。

  • 2025年12月出発分から冬コースの内容をリニューアル

  • 「2泊3日コース / 冬」の行程

  • 「1泊2日コース / 冬」の行程

  • JR東日本びゅうツーリズム&セールスが販売する商品概要

2名1室利用の場合、「四季島スイート」(メゾネットタイプ)は2泊3日コース105万円、1泊2日コース67万円、「デラックススイート」(フラットタイプ)は2泊3日コース100万円、1泊2日コース63万円、「スイート」は2泊3日コース75万円、1泊2日コース47万円。申込み受付は4月18日10時から6月16日18時まで、「TRAIN SUITE 四季島」公式サイトにて行う。

料理に関しても、2023年から総料理長を務めた池内英治氏に代わり、2025年12月から斉藤卓也氏が総料理長に就任する。斉藤氏はフランス料理の研鑽を積んだ後、日本ホテルに入社し、ホテル内の複数の店舗で料理長を歴任。2024年11月から東京ステーションホテル「ブラン ルージュ」の料理長を務めている。今後も初代総料理長・岩崎均氏による監修の下、地域性と特別感にこだわった食体験を提供していくという。