2021年まで乃木坂46のメンバーとして活躍し、現在、モデルや俳優として活躍の場を広げる堀未央奈。今年は『遺書、公開。』『死に損なった男』とすでに2本の出演映画が公開になったが、今度はドラマ『女優めし』(FODで全話配信中)に主演している。
『週刊ヤングジャンプ』で連載中の藤川よつ葉原作、うえののの漫画による同名コミックの実写化で、“最後の大和撫子”と称されるほど才色兼備の一面を持ち、日本中で愛されている女優・和泉撫子(堀)が、食との一期一会をモットーに、お忍びでグルメを堪能していく様が描かれる今作。美味しそうな食事シーンは言うまでもなく、“女優”という職業を生かした描写もユニークなグルメドラマだ。
普段から「食べることが大好き」と公言し、念願かなった主演だと完成披露イベントでもコメントしていた堀に、ドラマ部分も注目の本作の展開にちなみつつ「後輩と接するときに心がけていることは?」「どんな子どもだった?」と、あれこれ聞いてみた――。
撮影の楽しみは「今日はこれが食べられる!」
――オファーに「ぜひやりたい!」と即決だったそうですね。ただグルメドラマは傍から見る分には楽しくていいですけど、撮影は大変そうなイメージもあります。実際に挑んでみていかがでしたか?
食べながらセリフを言う経験があまりなかったので、そこは本当に学びが大きかったです。でも普段からかなり量を食べるので、大変というより、「今日はこの回の撮影だからこれが食べられる!」と普通に楽しみでした。ナレーション録りに関しても、撮影の合間に現場で録ったので、普通に「美味しかったものを美味しかったと言う」感覚でした(笑)
――何か発見は。
冷やし中華と餃子を一緒に食べる回があるんですけど、ラーメンと餃子は分かるんですけど、冷やし中華と餃子の組み合わせは今までしたことがなくて、でも結構いいなと。あと、ナポリタンの上にハンバーグがのっているのも、別々に食べることはよくありますが、一緒に食べるのも合うんだなと。ずっと美味しかったです。
――量も大丈夫でした?
全然。家に帰ってからも、普通に夜ご飯食べてました。
――そうなんですね! では大きな苦労をしたという感じはなく?
最高でした。楽しんで撮影できました。
――女優さんが主人公ということもあり、ドラマ内での撮影パートや撫子の妄想パートも楽しいです。歌の披露もありました。
ミュージカルみたいなシーンも出てきてましたね。妄想のシーンでは遊び心も入っているので、コメディっぽさも楽しんでもらえるかなと思いますし、原作の表情やポーズを真似してみたりしています。撮影現場もみんなで楽しんで作っていったので、その穏やかな雰囲気も伝わったらいいなと思います。
――食べ物だけでなく、いろんなシチュエーションを演じることになりましたね。
いろんなことを楽しめました。ひとりで食べるときもあれば、ふたりで食べるときもありましたし、何かを食べるためにどこかに出かけていくという、そこまでの過程の物語もあったりして、食事以外の部分もすごくステキだなと思いながら演じていました。