フィリップス・ジャパンは4月8日、電動歯ブラシ「フィリップス ソニッケアー」シリーズから子ども向けの新商品「ソニッケアーキッズ ペットデザインエディション」を販売開始する。付属の動物キャラクターステッカーを貼ることでオリジナルデザインにカスタマイズでき、愛着を持って楽しく歯磨きができる。発売を前に行われた発表会では小島よしおさんが登壇、子どもたちに正しい歯磨き方法をレクチャーする「おっぱっぴー歯磨き」を披露した。
子どもの「口腔機能発達不全症」が増加、対策は?
歯科医の田中真喜氏が子どもの口腔機能発達不全症の予防について解説。「気が付くとお口がポカンと開いてしまうと同時に顎が上がってしまっている子は注意が必要です」と語りかけた。
「鼻は詰まっていないのに夜寝てる時にいびきをかいてしまう」「強く噛みしめられず柔らかい食べ物を好む」「か行・さ行・た行・ら行など、べろを使って発音をする言葉の滑舌が悪い」といったことに多くあてはまる場合は、口腔機能発達不全症の恐れがあるという。そのわかりやすい症状として見られるのが「お口がポカン」と開いている状態とのこと。近年、口腔機能発達不全の疑いがある子どもは増えており、10代では48.3%、20代でも40.6%が疑いのある症状を経験しているという。
「お口がポカンと開いていると、鼻ではなく口で呼吸をしてしまうことになります。口呼吸をすると、虫歯・口臭、歯並びが悪くなる、鼻づまり・いびき、風邪・アレルギーなどさまざまなリスクが生じ、さらに口呼吸が習慣化した子どもは知能指数IQが年に5~10低下するという研究結果もあります。口呼吸では睡眠中に十分に酸素が取り込めないんです」(田中氏)。
そこで行いたい対策が、猫背やスマホの見過ぎによるストレートネックにならないように姿勢を正すこと。そしてよく噛む習慣をつけることだという。さらに口の周りの筋肉を整え、口を閉じることも重要だ。
「できるだけ大きく口を開けて、あ・い・う・べー、と声に出しながらお口の体操をしましょう。ぜひお家に帰った時に、おうちの方と一緒にやってもらえればと思います。すぐに治るものではなく、積み重ねで治っていくものですから、同時に正しい歯磨き習慣を身につけることもあわせて気を付けていきましょう」(田中氏)。
「ソニッケアー キッズ」は歯磨きが楽しくなる子ども向け電動歯ブラシ
続いてフィリップス・ジャパン パーソナルヘルス事業部マーケティング部長の佐々木栄美氏が登壇、新製品「ソニッケアー キッズ ペットデザインエディション」について解説した。
電動歯ブラシ「ソニッケアー」は30年以上前にアメリカで開発され、世界中で使用されている。2009年には「ソニッケアー キッズ」、2016年にはアプリ連携商品も登場し、子どものオーラルケアにも寄り添ってきたという。
4月8日に登場する「ソニッケアー キッズ ペットデザインエディション」は今までの製品と比べても小型軽量化、1秒間に500ストロークすることで歯垢を叩いて浮かして、汚れを落とすと同時に唾液の流れに水流を巻き起こして歯と歯の間の汚れもかき出してくれること、子どもの歯にしっかりフィットするブラシヘッドで、口の中に当たっても優しいゴム製であることが魅力だ。
さらに佐々木氏は「2分間で自動で止まるキッズタイマーがついていて、磨きすぎも磨き不足も防止することができます。さらにお口の中を右・左・上・下の4カ所に分けて30秒ごとにビープ音でお知らせをしてくれるキッズペーサー機能もついていますので、均等にくまなくブラッッシングできますよ」とアピールした。
最も子どものテンションが上がりそうなのは付属の動物ステッカー。好きなように本体に貼り付けることでオリジナルの歯ブラシを作ることができる。ステッカーは繰り返し使うことができるので飽きても何度でも貼り変えて楽しむことが可能だ。
小島よしおが教える「おっぱっぴー歯磨き」ってなんだ!?
最後に登壇したのは小島よしおさん。マイフィリップス会員から選ばれた子どもたちとともにワークショップを行うことに。登場と同時におなじみの「そんなの関係ねぇ」を披露すると子どもたちは大喜び!
ワークショップでは子どもたちは好きなように動物ステッカーを「ソニッケアー キッズ ペットデザインエディション」に貼り付けていく。小島さんは子どもたちに「それはどういうコンセプトなの?」「なんて名前をつけたの?」と語りかけていた。
続いてこの日のために用意された「おっぱっぴー歯磨き」を披露。いつものメロディーで「1カ所2秒当てるだけ! はい、オッパッピー」と踊ってみせ、子どもたちに「『ソニッケアー キッズ ペットデザインエディション』で1カ所に2秒当てて、次は場所を変えてまた1カ所2秒当てるだけってやったら楽しく歯磨きができるんだよ」伝えていた。
最後に小島よしおさんは、「歯磨きは一生・毎日のことなので、やるんだったら楽しくやる方がいい。歯磨きが苦手なお友達も多いと思いますが、今日みたいに楽しく歯磨きしてもらえたら」と語った。