フジテレビの動画配信サービス・FODでは、オリジナルドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』を、18日(21:00~)から配信する。
この作品は、沖縄の高校生たちの抗争や友情、成長を描く“青春バカ×ミステリー×アクション=チャンプルードラマ”。
企画はSKY-HI。昨今、中学生・高校生が主役のドラマが減っている中、十代の青年がドラマの主演を務めることで、同世代へ強いメッセージを届けられるのではないかと、2021年から企画を温めていたという。
今作のフラッグシップとなったのは、堤幸彦が監督を務め、2000年に社会現象を巻き起こしたドラマ『池袋ウエストゲートパーク』。SKY-HIは、“堤幸彦監督のような方に撮影してほしい”と模索する中で本人にたどり着き、堤氏がオファーを快諾。そこにフジテレビが手を挙げて制作が決定した。
主演は、BMSGに所属する10代のRUI、TAIKI、KANON。本作がドラマ初出演となる3人がトリプル主演を務める。オーディションプロジェクト「THE LAST PIECE」を控える TRAINEEでもある3人が、沖縄県沖縄市の繁華街・愛称「コザ」を中心として、42日間の泊まり込み沖縄オールロケに挑んだ。
泊まり込みで演技に向き合うことで、互いに意見を出し合い高め合ってきた3人の醸し出す空気感や、言葉では表現できないメッセージに注目だ。SKY-HIは「今、この瞬間にしか切り取れない彼らの姿を残すことは、使命だとすら思った」と語る。
物語のメインとなる登場人物は、3人。見たもの全てを記憶する能力を持ち、繰り返される毎日に飽きて那覇市の高校からコザにあるゴヤ高校に転校してきたタクこと瀧田拓郎役をRUI。タクを追いかけて那覇からコザにやってきた、猿並みの運動神経を持つ、ケンカ負けなしの空手の達人、ミックこと田中未来役をTAIKI。中学からコザに引っ越してきたゴシップ好きの情報屋、ヨウジこと真田洋司役をKANONが演じる。
脇を固めるのは、幼い頃から神童と呼ばれ、不良集団「中山コザ連合」のボスの弟・ビームくんこと我那覇琉唯役を、劇中でのタクとのラップバトルも見どころのBMSGに所属するラッパー・edhiii boi(エディボーイ)。パパ活で恨みを買いヤクザに追われ、亡くなった友人の復讐を果たすため東京からコザへやってきたヒロイン・アオイこと佐藤葵役を、映画『ミッドナイトスワン』でデビューを飾り、初挑戦とは思えない演技で好評を博した服部樹咲。そして、タクの父親・瀧田広樹役と叔父のアンガマ役を、映画やドラマ出演のみならず、脚本家・演出家としても幅広く注目を集める池田鉄洋が一人二役。さらに、那覇の怪しげなマンションで客引きをしているオババ役を、俳優として活躍する一方、声優としても多数の作品に出演する戸田恵子が演じる。
コメントは、以下の通り。
■企画:SKY-HI
「兼ねてから彼等の才能…そして普段から醸し出しているあまりにも尊いあの空気感を、ドラマという形で世の中に出したい…!ドタバタとして猥雑さもある…まるであの頃の堤幸彦作品のような形で!どこかに堤幸彦監督のような人はいないか…
と思っていたら、まさかのご本人様とこのような作品を生み出せる運びになりました。全てのご縁に心から感謝とリスペクトを。本当にすごい作品になりました!感涙」
■監督:堤幸彦氏
「もう10代が主役のドラマを撮ることはないだろうと思っていたのだが、RUI、TAIKI、KANON、そして、edhiii boiの顔や動きやパフォーマンスを見ていたら、ムクムクと“あの頃の気持ち”が持ち上がってきて、さらにコザの街でオフビートなおバカ青春ドラマなら!と不穏なエンジンかかり、沖縄42泊で撮り終わっていた!なんてことだ!不埒なオレが発動してる!面白いし、どうしよう」
■ストーリー
見たもの全てを覚えてしまう主人公・タクは繰り返される毎日に飽きて、那覇からコザの高校に転校する。面倒ごと避けたいタクだったが、同級生のミック、ヨウジとともにコザの個性的な沖縄の不良たちに絡まれ、抗争に巻き込まれていく。そんな中、東京出身のメンヘラ少女アオイと出会い…
オフビートでコミカル、シニカルでエキセントリックな南国青春グラフィティが今、幕を開ける…!
(C)フジテレビ