女優の今田美桜が主演を務める連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)が31日にスタートした。初回の冒頭で、中年のシーンが描かれ、今田と北村匠海が老けメイクで登場。同シーンを演じた感想を今田に聞いた。

  • 連続テレビ小説『あんぱん』第1回の場面写真

112作目の朝ドラとなる『あんぱん』は、アンパンマンを生み出したやなせたかしさんと妻・暢さん夫婦をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。小松暢さんがモデルのヒロイン・朝田のぶ役を今田美桜、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩を北村匠海が演じ、脚本は中園ミホ氏が手掛ける。

第1回の冒頭で、50代前半ののぶと嵩が登場し、嵩が初期のアンパンマンを描いているシーンが描かれた。制作統括の倉崎憲氏は、「漫画家としてアンパンマンを生み出していく、そこにたどり着くまでをちゃんと描くというのを最初に提示したかった」と同シーンを描いた狙いを述べ、老けメイクについて「見た目的にもなるべくリアリティに近づけたいという思いもあったので、老けメイクを起用させていただいた」と説明している。

今田は「2人のかわいらしさが出ていて好きなシーンです」と述べ、「最初に夫婦のお話だということがわかる、2人の大事なシーンを撮ることができて、すごくいいスタートになるだろうなと思ってうれしかったです」と語る。

老けメイクへの抵抗は全くなかったそうで、「今まで老けメイクをあまりやったことがなかったのですごく楽しみでした」とにっこり。「事務所の方に『お母さんに似ている』と言われて、やっぱり親子なんだなと感じましたし、自分もこんな風になっていくのかなと思いました。物語が進んでまた50代のシーンを撮るのも楽しみです」と話していた。

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