つい先日のことだ。家の近くのローソンで「本気のジンソーダ」なるポップに目を引かれ、しばし冷蔵庫の前に佇んだ。妙に自信が漲っている感じだし、値段のほうもなんと350円という強気な設定である。

そのクラフトジンソーダは「THE GIN SODA」と「THE GIN SODA DEEP」の2種類で、なんとワールドジンアワードで金賞を受賞した野沢温泉蒸留所のジンを使っているらしい。なるほど、そういう背景があってのこの価格か。だったら味わってみようじゃないの!

ということでさっそく試してみたゾ~!

■「THE GIN SODA」と「THE GIN SODA DEEP」を試飲! 食事とも合わせてみた!

ローソンから新登場した「THE GIN SODA」と「THE GIN SODA DEEP」は、長野県にある野沢温泉蒸留所のジン「NOZAWA CLASSIC DRY JIN」のレシピを改良したジンを使用。

このNOZAWA CLASSIC DRY JINというジンの受賞歴は凄まじく、2024年のワールドジンアワードで金賞、2023年のサンフランシスコ ワールドスピリッツコンペティションでGOLD、2024年にはなんと同コンペでDOUBLE GOLDを受賞するなど、輝かしい実績を誇っているのである。

スキーや野沢菜、温泉で有名なエリアだけど、まさかジンも作っていたとは。そして、世界的な賞を受賞していたとはつゆ知らず。俄然、そのクオリティが気になるというものだ。

それではさっそく、味わってみよう。まずは……

「THE GIN SODA」のほうから。色味も見たいのでグラスに移して飲んでみよう。

あっ、なんか炭酸も強そうだし、華やかな香りがほのかに漂ってくる……。それじゃあさっそく、いただきます!

おお〜……めっちゃウマい!!!! すごく爽やかで華やか! すごくクリアな味わいで、スパイスや柑橘のスッキリ感と程よい苦みのバランスにものすごく秀でている感じがする! 調べてみると、レモンピールや山椒などを加えているようだ。華やかで爽やか。だけどちゃんとアルコールは7%あるし、飲み応えもある。単品でもウマいけど、食事にも絶対に合うだろうな〜。

続いて、「THE GIN SODA DEEP」のほうもいただきましょう。グビッ……。

……あっ! 濃い! 「DEEP」を謳っているだけあって、先ほどの「THE GIN SODA」より味わいが濃厚な気がする! もっと“ジンジンしている”というか、クリアな旨みよりもボタニカルの香りが際立っているイメージだ。実際に、よりボタニカル量を増やし、ベースとなるジュニパーベリーの香り山椒のスパイシーな香りをより強調する設計になっているらしい。これもめちゃくちゃウマい。系統はやや違うけど、これも食事に合いそうな味わいに思える。

さらに調べてみると、野沢温泉蒸留所のジンは「濃い食事」のリセットとしてもぴったりなのだとか。

「濃い食事」……だと? じゃあ先ほど、ジンを買うついでにローソンでゲットした……

「よくばり合体メシ」の「炒飯&中華風焼きそば」は適任でしょ、絶対。よくばり合体メシというのは、「お弁当の人気メニューを合体させて、おなか大満足のお弁当を作りたい」という超ド直球な発想のもとに開発された期間限定商品だ。結構人気で、品切れしている店舗も多いらしい。

レンジでチンし、さっそく炒飯からひと口食べてみると……

うっ、うめぇ! ちゃんとご飯の一粒一粒まで味が行き渡っているし、肉の旨みもしっかりと感じられる。そしてやっぱり、味が濃いィィィィイ〜〜〜!

で、そこに「THE GIN SODA」! これがやっぱり合う! 食事の邪魔をしないし、むしろ濃い食事をさっぱりとした食後感にしてくれる、「から揚げにレモン」的な相性のよさを発揮している。

「THE GIN SODA DEEP」も超〜合う! これについては「から揚げにレモン」というより、どちらかというと「チーズにワイン」的な、お互いがお互いを高め合うようなマリアージュを感じる気がする。ジンも負けてない。でも炒飯も負けてない。まさに、がっぷり四つ。いや〜、いい! めちゃいいじゃん!

もちろん、中華風焼きそばも同様である。から揚げやゆで卵以外、特に目立った具材はないのに、麺がめちゃくちゃ味わい深く、そして濃い! から揚げも皮から肉まで味が染み込みまくっていて、噛めば噛むほど味わい深く、ジンが進む進む! ヤバい、アルコール7%だということを忘れて飲みまくってしまっているかも……。

ということで、ローソンのクラフトジンソーダ「THE GIN SODA」と「THE GIN SODA DEEP」は激ウマ! しかも濃い料理にめちゃ合うので、例えばローソンの「天下一品監修 こってり天津チャーハン」なんかにも絶対合うハズ。ぜひ試してみて!