セキュアと福岡ソフトバンクホークスは3月23日、完全ウォークスルー型レジレス店舗「HAWKS Smart Stand Powered by SECURE(ホークス スマート スタンド パワードバイ セキュア)」をみずほPayPayドーム福岡の4ゲート横に開設し、実証実験を開始する。
近年、人手不足の深刻化を背景に、小売店舗では省人化・無人化運営への取り組みが進んでいる。セキュアは、人手不足解消の一助として、監視カメラとAI技術を組み合わせた重量センサーを使用しない無人店舗運営のノウハウを独自に開発した。自社で完全無人レジレス店舗を運営するだけでなく、他社との協業を進め、ノウハウおよび技術提供を行っている。無人レジレス店舗のメリットは、運営側の省人化・省力化はもちろん、利用者にスムーズな購買体験を提供できること。入店から退店まで、待ち時間も決済の手間もなく、快適に購入することができる。
球場などの大型エンターテイメント施設では、多くの観客が一斉に売店に押し寄せ、長い待ち時間が発生することが課題となっている。今回の実証実験は、レジレス店舗を導入することで、これらの課題を解消し、観客の利便性向上や運営効率の向上を図ることを目的としている。
ホークス主催プロ野球公式戦の開催日限定
実証実験の期間は、3月23日11:00~14:00および3月28日~6月30日まで。営業日はホークス主催のプロ野球公式戦が開催される日に限定され、一部イベント開催日も営業予定。営業時間は日程により異なる。
販売商品はホークスグッズや、グルメ(飲料、お弁当など)を予定している。
レジ待ちゼロの「完全ウォークスルー型」レジレス店舗
同店舗は、日本の野球場で初めて、アプリ不要・クレジットカード使用のみで入店可能な完全ウォークスルー型レジレス店舗として出店する。
重量センサーを使用せず、天井に設置された監視カメラの映像をAIが解析し、購買行動を検知。利用客はクレジットカード使用で入店。従来必要であったアプリのダウンロードおよびクレジットカード情報登録は不要となる(クレジットカードで入店する場合、決済端末にカードを挿入し、初回のみPINコードまたはサイン入力が必要となる)。商品を手に取ってそのまま退店すると自動的に決済が完了し、レジ待ち時間が一切ないスマートでスピーディーな買い物を実現する。