東京ドームシティの「Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」で、『うんち展 -No UNCHI, No LIFE-』が開幕した。2023年夏にミュージアムパーク茨城県自然博物館で開催され、話題となった企画展「うんち無しでは生きられない!-あなたの知らない自然のしくみ-」を再構成し、約150点の“実物”が大集結。ヒトと動物のうんちが、自然界で果たす大切な役割を楽しく紹介している。
うんちの奥深い世界を、楽しく学ぶ展覧会
ヒトも動物も、生きるために食べ、排せつする。では、その「うんち」とは一体何なのか? 本展では、うんちの基本的なしくみから、種類、機能、活用法までを6つのテーマで紹介する。
うんちは単なる排泄物ではなく、自然界で重要な役割を果たしている。動物同士のコミュニケーションの手段になったり、他の動物の栄養源になったり、植物の種を運ぶ手段になったりと、その機能は驚くほど多様だ。私たちは普段、うんちを“不浄なもの”として、できるだけ目に入らないよう視界の外に遠ざけているが、実は昔から肥料や燃料として利用され、さらには化粧品の原料になることもあるなど、意外な形で人間の生活にも大きく関わっている。
会場には、小さなものから巨大なもの、硬いものや水っぽいものまで、さまざまなうんちが登場。哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類など、多種多様な動物の“実物うんち”の標本が、剥製とともにずらりと並ぶ。色も形もサイズも異なり、そのバリエーションには驚かされる。さらに、ゾウのうんちが入ったバケツを持ち上げたり、肥桶を担ぐ体験型のフォトスポットも設置し、うんちの機能や役割を楽しみ体感する仕掛けも満載だ。
「No UNCHI, No LIFE!」――うんちの奥深い世界を体感できる『うんち展』は、東京ドームシティ「ギャラリー アーモ」で5月18日まで。
■information
『うんち展 -No UNCHI, No LIFE-』
期間:3月18日~5月18日(10:00~17:00)
場所:Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)
料金:大人1,700円、こども(4歳~高校生) 800円