Job総研は3月17日、社会人に向けて実施した「2025年 職場のストレス実態調査」の結果を発表した。調査は2月26日〜3月3日、20代〜50代の男女578人を対象に行われた。

  • 現職場でストレスを感じているか/近年ストレスの種類の変化を感じるか

まず、現職場でストレスを感じているか聞いたところ、「とても感じている」が21.6%、「感じている」が26.1%、「どちらかといえば感じている」が28.5%となり、あわせて76.2%がストレスを感じていることが分かった。

ブラック環境の経験者289人に対し、ストレスの分野を尋ねてみると、「はたらき方」が67.1%で最多となり、次いで「人間関係」が61.6%、「社内風土」が57.1%という結果であった。

  • ブラック環境で感じたストレス/ホワイト環境で感じたストレス

具体的には、「精神論がある」が59.5%、「上司がトップダウン型」が42.9%、「職場への忠誠心が求められる」が40.1%で上位となっている。

  • ブラック環境の具体的なストレス/ホワイト環境の具体的なストレス

ホワイト環境に勤めた経験のある359人に対し、ストレスの分野を聞いてみると、「人間関係」が45.4%で最も多く、以下に「コミュニケーション」が40.9%、「仕事内容」が34.8%で続いた。

具体的には、「協調性が求められる」が29.0%、「実力主義」が22.0%、「専門性が求められる」が19.5%で上位となっている。

現在はたらき方に関して感じるストレスを聞くと、「キャリアの選択肢が多い不安」が36.0%で最多となり、次いで「仕事と私生活の境界線が曖昧」が30.8%、「はたらく場所が選べない」が19.9%で続いた。

  • はたらき方に関するストレス/ワークスタイルの多様化によるストレス

職場ストレスがコミュニケーションで軽減できると思うか尋ねると、9.2%が「とても軽減されると思う」、25.3%が「軽減されると思う」、44.6%が「どちらかといえば軽減されると思う」と回答し、79.1%が軽減可能であると思っている事が分かった。

  • 職場ストレスはコミュニケーションで軽減可能か/コミュニケーションが取れている状態とは