マイナビが運営する「マイナビ研修サービス」は5月29日、「マイナビ新入社員研修2026年度新入社員のキャリア意識調査」の結果を発表した。調査は2026年3月23日~4月12日、新入社員7,986名を対象に記入選択式アンケートで行われた。

仕事とプライベートに関する意識

2026年4月入社の新入社員に、仕事とプライベートに関する意識を聞いたところ、「プライベートを優先したい」が68.8%(「プライベート優先の生活を送りたい」+「どちらかといえばプライベート優先の生活を送りたい」)となり、「仕事を優先したい」31.2%(仕事優先の生活を送りたい」+「どちらかといえば仕事優先の生活を送りたい」)を上回った。また、「出世したい」(「出世したい」+「どちらかといえば出世したい」)と回答した割合は90.4%と高く、プライベートを重視しながらも、キャリア形成や昇進に対して前向きな姿勢を持っていることが明らかになった。

  • 新社会人の仕事とプライベート意識の推移

    新社会人の仕事とプライベート意識の推移

  • 新社会人の出世意欲について

    新社会人の出世意欲について

社会人生活に対する期待の度合い

社会人生活に対する期待の度合いを聞いたところ、78.7%が期待している(「かなり期待している」+「どちらかといえば期待している」)と回答し、前年から4.7pt増加した。また、社会人生活の中で期待していることについては、「自分が成長できる」が64.1%で最多となり、前年から4.5pt増加した。次いで「収入が得られる」39.8%(前年比+2.4pt)、「新しいことに挑戦できる」36.3%(前年比+2.6pt)となり、収入面だけでなく、成長や挑戦機会への期待が高い様子がみられた。

社会人生活の中で不安に感じていることを聞いたところ、最も多かった回答は「仕事をうまくこなせるか(70.8%)」、次いで「上司・先輩・同僚との人間関係(56.0%)」、「環境の変化に対応できるか(35.9%)」となった。社会人生活への期待が高まっている一方で、多くの新入社員が業務や職場での人間関係、環境変化への適応に不安を感じている様子がうかがえる。

  • 社会人生活に対する期待の度合い

    社会人生活に対する期待の度合い

  • 社会人生活に対して期待していること

    社会人生活に対して期待していること

  • 社会人生活に対する不安に思っていること

    社会人生活に対する不安に思っていること

30歳時点での理想の年収

30歳時点での理想の年収を聞いたところ、「500万円台」が22.7%で最多となり、次いで「600万円台(22.6%)」が続き、500万円台以上を合計すると81.4%となった。また、2022年から「400万円台」以下が減少しており、物価上昇や生活コストの高まりを背景に、生活に必要とされる資金の水準が上振れている可能性が考えられる。

国税庁の調査では、30~34歳の平均給与は約449万円で、平均年収の水準を上回る年収を希望する傾向がみられ、理想と実態の間にギャップがうかがえる。

  • 30歳時点での理想の年収

    30歳時点での理想の年収