木村文乃&田中樹主演の『連続ドラマW I, KILL』(WOWOW 5月18日スタート 毎週日曜 22:00~全6話 WOWOWプライム/WOWOWオンデマンド※第1話は無料放送)の出演者が16日、発表された。また、主演を務める木村文乃と田中樹のポスタービジュアルも公開された。
木村文乃と田中樹(SixTONES)がダブル主演を務める同ドラマは、WOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ初の完全オリジナル大型企画。WOWOWのオリジナルドラマは6年ぶりの主演となる木村は、「群凶」と呼ばれる怪物が襲い来る極限の世界の中で、母として血の繋がらない娘・トキを守るために立ち向かう元忍びのお凛を、そしてWOWOWのオリジナルドラマ初出演にして初主演を務める田中は、人としての意識を保ちながら「群凶」になってしまった謎の男・士郎を演じる。
「生きる」(I kill/斬る)をテーマに、天下分け目の戦い・関ヶ原の合戦から35年後、三代将軍・家光の時代が舞台設定の同ドラマ。崩壊した世界の中で愛する者を守るために闘うお凛(木村)と、悲しい運命を背負いながらも自分が何者なのかを知るために旅をする士郎(田中)が出会い、2人の運命が大きく動き出す。物語は主人公の2人をそれぞれ軸にして展開。お凛が過去に抱える罪と我が子のように大切なトキへの切なる思い、そして士郎の本当の正体が物語が進むにつれて次々と明かされる。
この度、お凛が実の娘のように想うトキ役を田牧そらが演じる。本格的な京都での長期撮影は初挑戦となる田牧は、群凶との対峙シーンで本気で恐怖を感じたという。お凛の母親であり冷徹な忍びの頭領・氷雨役には富田靖子。木村は当初から富田の起用を熱望しており、富田の演じる氷雨の台詞に鳥肌が立つほどの恐ろしさを覚えたという。お凛とトキと共に平和に暮らしていた医師・源三郎役は、高橋克実が演じる。平和な日常が崩壊し、お凛と共に群凶から逃れる源三郎にも、秘密が隠されているという。
そして、幕府の群凶討伐衆を率いる剣術の達人・十兵衛役には山本耕史。時代劇とサバイバルスリラーを愛好する山本は、本作で"群凶"の細部に至る設定や作り込みにリアリティと芸術性を見出したという。木村と田中が共に「印象的だった」と語る、山本演じる十兵衛と田中演じる士郎の立ち回りも見どころだ。
【編集部MEMO】
『連続ドラマW I, KILL』のストーリー
1600年。日本を東西に分けて戦った関ヶ原の戦いが終わった、戦火の名残が濃く残る鎖国前夜の混乱期の日本。将軍・徳川が国を統一してから35年後、三代将軍・家光の時代。ある村に大勢の人の形をした化け物が突如現れた。幕府は、皮膚が腐り、爛れ、目が血走っているこの化け物を群凶(Gun-kyou)と呼んだ。郡凶が発生すると幕府は密かに討伐衆を派遣。群凶とその地域を焼き払い隠蔽していた。そんな騒ぎを知らない遠く離れた宿場・多胡宿。忍びであった過去を隠すお凛(木村)は、医師の助手として、血の繋がらない妹のトキ(田牧)とともに平和に暮らしていた。
ある日、トキの病気を治す薬をもらうため、遠く離れた村へ旅をすることに。村に着くと、血や人肉などがいたるところに散らばっている。そして、姿形が恐ろしく変わった群凶たちがお凛を襲う。その時お凛は、過去のとある苦々しい記憶を鮮烈に蘇らせる。ここから我が子のように大切な妹・トキを守るための、お凛の壮絶な旅が始まるのだった。一方、人の意識を持ったまま群凶になってしまい、過去を持たず苦しみを抱える"半群凶"の男・士郎(田中)。忌み嫌われ幽閉されていた彼は、自分が何者なのかルーツを知るために、とある人物を探していた。