俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場『御上先生』(毎週日曜21:00~)の第9話が16日に放送され、なにわ男子・高橋恭平が演じる戸倉樹が何者なのか明らかになった。高橋にインタビューし、戸倉役としての役作りについて話を聞いた。
かっこよさを求められ「任せてください!」
本作は、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリー。東大卒のエリート文科省官僚の御上孝(松坂桃李)が隣徳学院3年2組の担任教師になり、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。
高橋が演じる謎の青年は、第2話でサプライズ登場。第5話で3年2組の生徒・神崎拓斗(奥平大兼)と会話を交わすシーンが描かれ、第8話で隣徳学院の卒業生で現役東大生の戸倉樹であることが判明した。そして第9話で、在学中に試験問題を入手するために学校のシステムに侵入したことが学校にバレるも、処分にならないように冴島悠子(常盤貴子)が守った生徒であることが明らかになった。
――戸倉樹役をどのように作り上げていったのか教えてください。
シーンが少なく、セリフが多いわけでもないので、見せ方だったり、思いをどこに持っていくのかをすごく考えましたし、監督やスタッフの方とすごく話をしました。衣装合わせのときには「とりあえずかっこよくいてほしい」「かっこいい恭平くんが出せたら」と言っていただいて、「それは任せてください! 芝居については全然これからですけど、そこだけはできるので」と思って、自信がつきました(笑)
――ビジュアルに関してはいかがでしょうか。
「髪色どうする?」という話をして、卒業生なので今の生徒とは違いを出したいよねと。『マイホームヒーロー』の映画のときの写真を見せてくれて「これとかよくない?」「じゃあそれにしますか!」となって、「恭平くんがかっこよくなる姿にしてほしい」ということで、こういう風になりました。
「黙っていたり、必要以上にしゃべらないと賢く見えるねと(笑)」
――隣徳学院の卒業生で東大生という役どころについてはどのように感じましたか?
本当に役ならではでうれしいです。リアルで考えるとかけ離れていて真逆の存在なので。黙っていたり、必要以上にしゃべらないと賢く見えるねと人から言われますが(笑)
――賢さに関して演じる際に意識していることがありましたら教えてください。
とりあえず高橋恭平は封じています(笑)。そして、僕の中でゆっくりしゃべるというのが賢いイメージなので、それを取り入れようかなと思っています。
――生徒役ではなく大人の役ということに関してはどのように感じましたか?
新鮮だなと。生徒役だったらこんな髪色にもできてないですし、こういう作品で生徒役ではない形の携わり方もあるんだなと思いました。
――演技面で自分の成長を感じる瞬間などはありましたか?
わからないです。芝居は本当にまだこれからなので。とりあえず言っていただけることを全部やります、やらせてくださいというスタンスでやっています。
――ゴールデン帯の連続ドラマ初出演でキーマンを任された心境もお聞かせください。
まじまじと考えると気負いしてしまうので、その辺は敢えてあんまり考えず、ラフなスタンスでやらせてもらっています。
2000年2月28日生まれ、大阪府出身。2021年11月12日、なにわ男子としてシングル「初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビュー。俳優としてはドラマ『メンズ校』(20)、『マイホームヒーロー』(23)、映画『メタモルフォーゼの縁側』(22)、『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(23)、『映画 マイホームヒーロー』(24)などに出演。
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