モデルやタレントとして活躍し、アパレルやコスメのプロデュースも務めている藤田ニコルが、3月12日に美容本『私が垢抜けた82の方法』(講談社)を発売。初公開の美容情報をはじめ、自分磨きに必要な思考法など、垢抜けメソッドをさらけ出した。活躍の幅を広げている藤田にインタビューし、今の仕事に対する思いやこれまでの転機、今後の抱負などを聞いた。

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    藤田ニコル 撮影:蔦野裕

――モデルやタレントの活動に加え、夢だったというアパレルやコスメのプロデュース業も実現。やりたいことを着実に叶えられていますが、ここまでの活動を振り返っていかがですか?

濃い人生だなと。本当にやりたいことをやってこられたと思うし、やらせてくれた周りの方たちに感謝しています。自分だけの力ではできないことなので、それを叶えてくれる事務所の人もそうだし、周りの人たちに本当にありがとうございますという気持ちです。やりたいことを自分が口に出してきたからできたことでもあるので、言ってよかったです。

――仕事に対する思いはどのように変化していますか?

今までは楽しいがかなり占めていましたが、今は責任半分、楽しい半分になって、しっかりしなきゃなという気持ちです。プロデュースもさせてもらっているので、責任を持って頑張らなきゃいけないなと思います。

――本当にためになるものを届けなければいけないなという責任でしょうか?

そうです。だからこそこのメイク本も、10年間やってきた美容に関して、いいことも失敗したことも全部紹介しています。そして、ちゃんと売らないといけないという責任もあるので、本が出て終わりではなく、それをみんなに届ける活動もしていかないといけないですし、一つ一つの仕事に責任をしっかり持つようになりました。

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――10年前にメイクをより研究するようになったというのが一つ大きな転機だと思いますが、それ以降、ご自身にとって転機になったと感じていることを教えてください。

結婚して家族ができたことと犬が家族になったことが一番大きいです。それまでは突っ走ってきた人生でしたが、結婚してオフになれる瞬間ができたことによって、仕事のパフォーマンスも上がって。信頼する人がそばにいるから頑張れるという、すごく自分の中で心境の変化が大きかったです。

――家族との時間を増やすために仕事の時間を少しセーブするということも?

それもあります。プライベートの時間をちゃんと取るようになりました。そうしないと仕事のパフォーマンスも落ちてしまうので、ちゃんとお休みして、家族とどこかに出かけたりして充電し、そしてまたお仕事を頑張るという、その切り替えがここ何年かでできるようになったので、お仕事もすごく楽しくなりました。今が一番調子がいいです!