富山地方鉄道は、鉄道線のダイヤ改正を2025年4月15日に実施すると発表した。利用実態に即した減便を行うほか、電鉄富山~寺田間で実施しているパターンダイヤも見直す。岩峅寺~立山間の列車についても変更し、冬期間は朝および夕方のみ運転するとのこと。

  • 富山地方鉄道が4月15日に鉄道線のダイヤ改正を実施する

利用状況に合わせた運転本数の見直しは休日と平日の利用が少ない早朝や昼間にかけて行い、減便することで利用実態に即した本数に調整する。電鉄富山~寺田間のパターンダイヤも見直し、平日夕方のラッシュ時間帯は運転間隔を15分に1本、休日は運転間隔を30分に1本とする。

立山線の岩峅寺~立山間は現在、特急列車等も含めて下り18本・上り18本を運転(うち下り3本・上り2本は4~11月の期間運転)している。ダイヤ改正後、冬期間は利用実態に合わせ、同区間の列車を朝・夕方のみの運転にするという。

その他、運転士・駅員の労働環境を改善し、夜間作業時間を確保するなどの「働き方改革」に向けて、電鉄富山駅から各方面へ向かう最終列車の時刻を繰り上げる。ダイヤ改正後の詳細な時刻は、富山地方鉄道のサイトや後日配布する時刻表で案内する。