会計バンクは3月10日、「24年度確定申告に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は2月25日~26日、現在副業をしており確定申告が必要な20歳以上の男女577名を対象にインターネットで行われた。

  • 確定申告の進捗状況

    確定申告の進捗状況

はじめに、確定申告の進捗状況をうかがったところ、申告期間終了まで2週間を切った時点で、約半数(48.5%)が申告を終えていないことが判明。

一方、「すでに終了している」人は51.5%。その約3人に2人が「ウェブ・アプリでの電子申告を行った」と回答し、本格的に「電子申告」が主流となりつつあるよう。また、60.3%が「期間前申告」を行っており、時間や場所を選ばない電子申告を活用することで、余裕をもって申請している副業者も一定数いることがわかった。

  • 確定申告をまだ実施できていない理由

    確定申告をまだ実施できていない理由

確定申告を終えていない人に理由を聞いたところ、60%以上が「時間がない」(27.9%)あるいは「申告作業が面倒だから」(32.9%)と回答。また、約6人に1人がそもそも「確定申告の必要があるかわからない」(16.1%)という。

そこで、「申告が必要となる収入額を示す『20万円ライン』をご存知ですか?」と質問したところ、56.1%が「具体的な金額までは知らなかった」もしくは「金額含め全く知らなかった」ことが明らかに。確定申告の必要性について、副業者の間で十分に浸透していないことがわかった。

  • 確定申告を実施するうえで求めるサービス

    確定申告を実施するうえで求めるサービス

続いて、どのようなサービスがあれば確定申告の負担が軽減されるのかを調査したところ、「自宅でスマホから申告するサービス」(40%)、「申告の方法を教えてもらいながら手続きができるサービス」(32.1%)が多くあがり、手軽さやわかりやすさを実現するサービスが求められていることがわかった。