パーソルイノベーションが運営する副業人材マッチングサービス『lotsful(ロッツフル)』は1月29日、「お金に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2024年11月28日~12月4日、全国の企業に勤める20~40歳代の会社員男女630人を対象に、インターネットで実施した。
副業経験者に、2024年1月~12月と、2023年1月~12月の副業収入を比較してもらったところ、2024年の副業収入が、2023年に比べて増えた人は40.6%だった。
これまでの副業で得た収入累計金額について聞くと、1位は「10万円以上50万円未満」(21.9%)、2位は「50万円以上100万円未満」(19.1%)、3位は「10万円未満」(18.8%)だった。副業で得た収入累計金額100万円以上を達成するまでの期間は、39.2%が「3年以上5年未満」、36.7%が「1年以上3年未満」と答えている。
貯蓄や投資に回している年収の割合は、「1%以上10%未満」(20.5%)が最も多く、「0%(回していない)」(17.0%)、「10%以上20%未満」(16.8%)が続いた。副業経験の有無別で見ると、資産形成への意識が高い人ほど副業をしている、または、副業収入がある人ほど資産形成への意識が高いことがわかった。
投資を行ったことのある投資商品について聞くと、「投資はしたことがない」(38.9%)を除き、トップは「新NISA(つみたてNISA・一般NISA)」(33.2%)だった。
ふるさと納税について尋ねたところ、36.5%が「毎年している」、15.1%が「毎年ではないがしたことはある」、48.4%が「したことがない」と答えた。ふるさと納税を一度でもしたことがある副業経験者は合計67.2%だった。
確定申告について聞くと、70.3%は自身で確定申告を行っていると回答した。確定申告に着手する時期は、「数カ月前(9月~11月頃)」(18.3%)が最も多く、「通年で準備を進めている」(13.2%)、「前年の年末(12月頃)」(10.8%)と続いた。
2025年の日経平均株価の推移について予想してもらったところ、「上昇する」が17.5%、「横ばい(大きな変動なし)」が36.2%、「下落する」が15.6%だった。副業経験の有無別で見ると、副業経験者は「横ばい(大きな変動なし)」と予測する人が42.6%で最多だった。