三岐鉄道は、2025年度から三岐線用の「新型車両」として「5000系」を導入すると発表した。5000系はJR東海から譲受した211系5000番代を改造した車両。5月中の営業運転開始を予定している。

  • 三岐鉄道が三岐線用に導入する5000系(元JR東海211系5000番代)

5000系のおもな特徴として、車内の扉上部(3カ所)に停車駅・乗換案内等を表示するディスプレイを設置。非常通報装置(通話型)も車内に1カ所設置(車いすスペースにも設置)している。

座席と床面を一新し、LED化により明るく快適な車内環境を提供。日本語と英語による自動放送を行い、始発発車後と終点到着前に車内メロディ(作曲は柳田淳記氏)を導入する。

  • 車内ディスプレイのイメージ

  • 編成イメージ

3両編成を8編成、合計24両の投入を順次予定しており、三岐線の近鉄富田~西藤原間で運行。乗務員教習の後、5月中の営業運転開始を予定している。なお、既存車両は順次廃車となるが、営業終了時期については未定とのこと。