行知学園は2月28日、「リスキリング経験」に関する調査結果を発表した。同調査は、2025年2月19日~2月20日の間、20~65歳の1,015人を対象にインターネットで実施したもの。

  • リスキリングを始めた理由/リスキリングをするための学校や研修先を選ぶ際に重視したポイント

はじめに、リスキリングとは、新しい職業・業種に就くために、あるいは、今の業種で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する・させることである。

リスキリングを始めた理由を聞いたところ、「キャリアアップのため」(47.6%)が最も多い結果に。次いで「スキル不足を感じたため」(37.6%)、「転職を成功させるため」(34.8%)と続いた。

また、リスキリングをするための学校や研修先を選ぶ際に重視したポイントは何かを質問したところ、4割以上が「学習内容」と答えた。

  • リスキリングに費やした期間/転職や昇進などキャリアアップはできたか

リスキリングに費やした期間を聞いたところ、「3カ月未満」(29.6%)や「3~6カ月未満」(38.5%)と回答した人が多く、比較的短期間で学ぶケースが多いことが示されたという。リスキリングを経て、転職や昇進などキャリアアップはできたかを聞くと、約7割が「はい」と回答した。

  • リスキリングを経験したことでどのようなメリットがあるか

リスキリングを経験したことでどのようなメリットがあるかを尋ねたところ、「新しいスキルや知識が身についた」(50.9%)が最も多い結果に。次いで、「業務の幅が広がった」(37.0%)、「キャリアアップができた」(33.9%)と続き、さまざまなメリットを実感していることが示された。