俳優の稲垣吾郎が、東京・TBS赤坂ACTシアターにてロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で、4年目のハリー・ポッター役を務めることが27日、発表された。

稲垣吾郎

2022年に開幕した東京公演が総観客数110万人を突破、さらに通算公演数1100回を達成した同舞台。このたび、7月からのハリー・ポッター役を稲垣吾郎が務めることが決定した。

稲垣は主演・ベートーヴェン役を務めた舞台『No.9 ―不滅の旋律―』が大盛況のうちに幕を下ろしたばかり。『十三人の刺客』や『半世界』では複数の映画賞を受賞し、近年は映画『あんのこと』や『風よ あらしよ 劇場版』、ドラマ『燕は戻ってこない』などで独特の存在感を持ちつつも様々な役柄を演じるほか、ラジオパーソナリティを務めるなど、幅広いフィールドで活躍し続けている。

稲垣は、ハリー役に決定したことを率直に「うれしいです」と喜び、「新しいハリー・ポッターを届けたい」と意気込みつつ、 「ハリー役をライフワークの作品にできたら」と展望を語っている。

■稲垣吾郎コメント全文

ハリー役をいただき、うれしかったです。「ハリー・ポッター」といえば世界中で老若男女から愛されている偉大な作品ですので、本当に光栄なことだと思っています。
以前観劇させていただきましたが、今までに観てきた舞台とは全く違うエンターテイメントでしたので、舞台とはここまで進化したものなのかと興奮したのを覚えています。ストーリーもわかりやすく、父と息子の話ということで感情移入して観ることができました。
何よりイリュージョンが素晴らしく、まだシリーズを見たことがなくても、舞台をきっかけに「ハリー・ポッター」の世界に誘われ、魅了される方も多いと思います。
ハリーは多くの方が演じてきた役ですので、世界観は崩さずに、けれど自分がやるからには新しい「ハリー・ポッター」をお届けしたいと思います。回を重ねて自分のライフワークの作品にできたら嬉しいです。
少年期のハリーは思い立ったらすぐに行動して、突っ走ってしまうところがあります。居ても立ってもいられず行動してしまい、好きなことを追及して周りが見えなくなってしまうところは、自分と通じるかなと思います。
舞台に立つのがとても好きなので、誰よりも自分自身が楽しみにしています。舞台でお客様に会えるということは僕にとって特別なこと。お客様と心を響き合わせ、感じ合いながら一緒に作っていきたいと思っています。ぜひ劇場へお越しください。

【編集部MEMO】
稲垣吾郎が出演する7月~10月公演のチケットは、3月29日11時からTBSチケット、ホリプロステージで先行発売、4月12日)からは一般発売が開始。TBSチケット、ホリプロステージでの購入には事前の会員登録(無料が必要となりる)。