東京ミッドタウン八重洲で、“バレンタインに余ってしまったチョコレート”に焦点を当てた期間限定イベントが開催されています。「私たちのバレンタインは2月15日から始まります。」というメッセージを掲げたイベント「Valentine Shop 0215」は、季節商品のロス削減と、定価よりお手頃な価格のチョコレートの両方を叶える、というもの。

  • 東京ミッドタウン八重洲で「Valentine Shop 0215」が開催中

クリスマスケーキや恵方巻など、各シーズンの目玉イベントに欠かせない季節限定商品。でもイベント開催時期が過ぎると店頭からは姿を消し、結果、大量のフードロスにつながることに。2月14日のバレンタインでいえば、チョコレートの購入時期はバレンタインデーの数日前が最も多く、バレンタインデー当日の14日を過ぎると、限定ラッピングが施されたチョコレートは店頭で販売することが難しく、味は変わらず賞味期限も十分に残っていても、15日を境に行き場を失ってフードロスになってしまうのが現状です。

こうした背景もあり、同イベントを主催するクラダシでは、2022年から「2⽉15⽇から始まるバレンタインキャンペーン」を開始。過去3年間の取り組みで、計43,000個以上のチョコレートのロス削減を実現しています。ちなみに東京ミッドタウン⼋重洲での開催は昨年に続いて2度目。

ちなみに今年のバレンタイン商品の特徴として、カカオ⾖の⽣産国での天候不順でカカオ⾖が不作となったことによる、原料価格の⾼騰も挙げられます。チョコレートの価格も上昇し、1粒あたりの平均価格は、前年より5.8%の値上がりとなっているそう。

東京ミッドタウン八重洲の地下1階に登場したPOPUPショップでは、バレンタイン限定の商品を割引価格で販売。お得な価格でチョコレートを購入しつつフードロス削減にも貢献できるとあって、多くの人が足を止めて商品を吟味する姿が。また、施設内の飲食店舗5店舗には、不⼆製油が提供する環境にやさしい植物性のチョコレートを活⽤した特別メニューも登場しています。

  • 左「くるみキャラメルのショコラテリーヌ」780円、右「グリーンベジジェラート ~自家製ケールクッキー添え~」530円/「FLOWS GRILL BAR」(3F)

バレンタイン翌日から開催中の「Valentine Shop 0215」は、東京ミッドタウン八重洲にて、2月25日まで開催です。