フォーイットは2月13日、「副業に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は2024年12月12日、全国20代~60代の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。

  • 副業のイメージ

    副業のイメージ

副業についてどのようなイメージを持っているかを聞いたところ、「中立的(良い点も悪い点もある)」が最多の35.7%。次いで、「どちらかといえばポジティブ」が27.5%、「とてもポジティブ(成長や収入アップが期待できる)」が19.2%という結果に。

男女別で見ると、「中立的」(男性36.8%、女性34.6%)はほとんど男女差はなく、「ポジティブ派(とても+どちらかといえば)」は女性が多かったのに対して、男性は「ネガティブ派(どちらかといえば+とても)」が多い傾向に。本業の収入に満足していない女性が多いことから、収入源として副業にポジティブなイメージを持つ傾向にあるよう。

  • 副業のイメージ(年代別)

    副業のイメージ(年代別)

年代別で見ると、「ポジティブ派」が最も多かった年代は40代(54.5%)。現在の40代はいわゆる就職氷河期世代で、非正規雇用で就職せざるを得なかった人が多い世代であることから、本業以外でもお金を稼ぐことができる副業に対しポジティブなイメージを抱く傾向にあるよう。一方で、副業禁止が一般的であった60代では、「中立的」(41.0%)や「どちらかといえばネガティブ」(10.0%)と回答した人が他年代に比べて多かった。

  • 副業のイメージ(世帯年収別)

    副業のイメージ(世帯年収別)

世帯年収別で見ると、世帯年収が高いほど「とてもポジティブ」の回答率が高く、世帯年収が低いほど「とてもネガティブ」が高い傾向に。

高所得層は専門的なスキルや知識を持つことが多く、これを活かした副業を行うことができるため、副業へのハードルが低くなっている可能性が。また、経済的な必要性からではなく、自己実現や満足感を得るために副業を行っている人も少なくないほか、柔軟な働き方ができる環境に身を置いている場合が多く、まとまった時間を確保しやすいこと、さらには、初期投資が必要な副業であっても、長期的な視点で投資回収を考える余裕も生まれるため、総じて副業に対してポジティブなイメージを持っていると推察される。