西武鉄道は、2025年3月15日のダイヤ改正で、新宿線系統(新宿線・拝島線など)において沿線各方面へのアクセス向上により、さらなる利便性・沿線価値向上を図ると発表した。早朝の時間帯に拝島線と新宿線で種別・行先変更、深夜の時間帯に新宿線で増発と終電車の繰下げを予定している。
現在、拝島駅からの初電車である同駅5時12分発の列車は小平行の各駅停車として運転され、小平駅で同駅5時35分発の各駅停車または同駅5時44分発の急行(ともに西武新宿行)に接続。急行に乗り換えた場合、西武新宿駅へ6時10分に到着している。ダイヤ改正で平日・土休日ともに拝島駅からの初電車を西武新宿行の準急へ変更。小平駅で乗り換えることなく、高田馬場・西武新宿方面へダイレクトアクセスが可能となる。この列車は終点の西武新宿駅へ6時4分に到着するため、小平駅で急行に乗り換えるよりも早く着き、拝島駅から西武新宿駅までの所要時間も短縮される。
平日・土休日の深夜、川越方面から所沢・飯能方面のアクセスを改善すべく、現行の終電車である本川越駅23時12分発、所沢行の各駅停車より遅い時間に増発。本川越駅を23時31分に発車する所沢行の各駅停車を新たに設定し、終電車の時刻を約20分繰り下げる。ダイヤ改正で新設する列車は、所沢駅で飯能行の列車と接続するとのこと。
その他、土休日の夕夜間に急行として運転される多摩湖発西武新宿行の不定期列車4本(18時34分発・19時4分発・20時4分発・20時24分発)をすべて国分寺行に変更。多摩湖線および狭山線のダイヤ改正に合わせ、山口線(レオライナー)も運転時刻を変更し、一部列車で接続を改善する。