ロイヤリティ マーケティングは1月28日、「新NISAの利用状況に関する調査」の結果を発表した。調査は2024年12月6日~12月9日、国内在住20~60代の「Pontaリサーチ」会員1,000名を対象にインターネットで行われた。
新NISA「すでに利用している」は全体の約3割
新NISAを「すでに利用している」人の割合は全体の28.6%となった。また、「2025年から利用を開始したい」が4.9%、「検討しているがまだ決めていない」が20.2%だった。
年代別で見ると、20代は「2025年から利用を開始したい」が他の年代より高く、利用意向が伺える。50代は他の年代と比べると「すでに利用している」が20.5%と最も低い半面、「検討しているがまだ決めていない」が26.0%と最も高くなり、まだ新NISAを活用していない様子が伺える。
新NISAに関心を持ったきっかけ
新NISAの利用予定について「利用する予定はない」と回答した以外の、新NISA利用者および利用検討者に、新NISAに関心を持ったきっかけを伺った。全体では「SNSやインターネット情報」が45.3%で最も高い。
年代別では年代が低くなるほど「家族や友人の勧め」と答える割合が高く、20代では44.4%だった。30代から50代は「SNSやインターネット情報」、60代は「政府や金融機関のPR」によって関心を持つ割合が高かった。
新NISAで運用したい商品
新NISA利用者および利用検討者に、新NISAで運用したい商品を聴取した。全ての年代で「投資信託」と「国内株式」が1、2位を占めた。次いで「外国株式」となった。
新NISA利用時の情報源
新NISA利用者および利用検討者に、新NISAを利用する場合の主な情報源を聴取した。全体では「金融機関の公式サイトや資料」が約5割でトップとなり、60代では約6割と特に高い。年代が低くなるほど「投資系のSNSアカウントやインフルエンサー」と答える割合が高い傾向にあり、20代においては約4割で1位だった。「家族や友人の意見」と答えた割合は50代が高かった。
新NISAのために新たに学びたい内容
新NISA利用者および利用検討者に、新NISAのために新たに学びたい内容はあるかを聴取した。全体では「投資の基礎知識」(49.5%)がトップ、次いで「リスク管理方法」(39.7%)となった。また、年代が低くなるほど「税金や制度に関する知識」と答える割合が高く、20代では42.6%だった。