三菱重工業は、東京都交通局の新交通システム「日暮里・舎人ライナー」向けの車両(330形)12編成60両の納入を完了したと発表した。これにより、日暮里・舎人ライナー向けに三菱重工が納入した330形は累計15編成75両となった。

  • 三菱重工が納入した日暮里・舎人ライナーの車両330形

  • 車両内部のロングシート

日暮里・舎人ライナーは、日暮里駅から見沼代親水公園駅までの13駅、約10kmを結ぶ路線。沿線地域の発展に伴って通勤・通学で利用する乗客が増加し、混雑緩和が課題となっている。

三菱重工が納入した330形は、2008年から運用されている既存の他社製車両の更新用として、2020年4月に同社が受注。ロングシートを採用し、アルミ製構体による軽量化を図ることで乗車定員数を増加させ、混雑緩和に寄与しているという。