調査機関『しゅふJOB総研』は「女性の働きやすさ2025」の結果を1月16日に発表。同調査は、2024年11月26日~12月8日の期間で主婦層を中心とする就労志向の女性791名を対象にインターネットで実施した。
2024年を振り返り、女性が働きやすくなった実感について「ある」が35.4%、「ない」が64.6%という結果になった。
直近3か年の調査結果と比較すると、3年連続で「ある」が増加傾向に。
働きやすくなった実感が「ある」と回答した人に理由を聞くと、「働く女性の数が増えてきた」が最多の63.6%になった。次いで、「産育休や在宅勤務などの制度が充実してきた」(46.1%)、「職場や社会の理解が進んできた」(42.1%)となっている。
2024年は「女性が働く」ことについて、どのような年だったと思うかを質問。半数以上の人が「転職や独立、在宅ワークなど、これまでより自由にキャリアを選べるようになった年」(51.3%)と回答した。
次いで、「出産後も働き続けるような環境がより整うようになった年」(19.2%)、「企業が女性が働くことの価値をより認めるようになった年」(18.1%)となった。
2025年は「女性が働く」ことについてどのような年になると思うかを聞いたところ、最多は「転職や独立、在宅ワークなど、これまでより自由にキャリアを選べるようになる年」(46.4%)、次いで「企業が女性が働くことの価値をさらに認める年」(34.4%)と続いた。
2025年は2024年より「女性が働きやすくなる」と思うかについて、「思う」(54.6%)、「思わない」(45.4%)という結果になった。
思うと回答した人からは「働く内容や働き方が多様化し、職種や企業によって差異はあれど男女差は少なくなっていると思うので、働きやすくなったと感じている」(40代・パート/アルバイト)という声が寄せられた。
また、思わないと回答した人からは「家事や育児はまだ女性が主体という価値観が強く、仕事に振れる時間は多くないです。この状況はなかなか変わらないと思います」(40代・派遣社員)といった意見があった。