近畿日本鉄道は、全線(けいはんな線と生駒・西信貴鋼索線を除く)のダイヤ変更を2025年2月22日に実施すると発表した。難波線・奈良線で平日昼間時間帯に運転される快速急行と急行の運転本数を見直し、それぞれ毎時3本ずつに変更。快速急行は神戸三宮~近鉄奈良間の運転となる。
現在、平日昼間時間帯の近鉄奈良駅において、奈良線の快速急行は毎時4本、急行は毎時2本運転され、快速急行は神戸三宮行(阪神なんば線へ直通)と大阪難波行が2本ずつ、急行は2本とも大阪難波行となっている。ダイヤ変更でこれを見直し、大阪難波行の急行を1本増やして毎時3本とする一方、快速急行は運転本数を1本減らして毎時3本とし、いずれも神戸三宮行として運転。現行の土休日昼間時間帯とほぼ同様の運転形態とする。
あわせて快速急行と急行の時刻も変更。近鉄奈良駅にて平日11~14時台の毎時6・26・46分に大阪難波行の急行、毎時16・26・56分に神戸三宮行の快速急行が発車する。これにより、種別ごとにそれぞれ20分間隔で運転されるようになる。難波線・奈良線はその他、平日・土休日の深夜に大阪難波駅0時3分発・近鉄奈良駅0時38分着の快速急行(生駒駅で大和西大寺行の区間準急へ乗換え可能)を増発。近鉄奈良方面の最終列車を8分繰り下げるとのこと。
なお、快速急行の直通先である阪神電気鉄道も、近鉄と同じく2025年2月22日にダイヤ改正を実施し、平日昼間時間帯の快速急行を毎時2本(30分間隔)から毎時3本(20分間隔)に増発すると発表済み。九条駅で大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の中央線、西九条駅でJRゆめ咲線(桜島線)と接続するため、4月に開幕する大阪・関西万博の会場(夢洲)にもアクセスできるとしている。